まだまだ様々な見所が満載のNOASエリア。地元だからこそ気軽にフラっと訪れることが出来るプチ名所を紹介していきます。
ライターが訪れたのは宇佐市にある、宇佐風土記(ふどき)の丘。なんとここは6つもの古墳が集まった場所なんだとか。一体今回はどんな場所なのでしょうか。
※ライターは新型コロナウィルス感染症予防に配慮した上で取材しています。
※ソーシャルディスタンスを保ち、感染リスクに配慮しながらお出かけください。
アクセス
宇佐市高森地区にある今回のスポット。土地勘がなくてもナビで行きやすい場所にあります。
ナビで「宇佐風土記の丘」を設定、もしくは「大分県立歴史博物館」を目印にするのがオススメ。
ライターは公園南部にある、こちらの駐車場に駐車しました。
6つの古墳
駐車場にあるマップを見ると、風土記の丘には全部で6つの古墳がある様子。
敷地が広いので、マップを写真で撮ってから散策を開始するのがオススメです。
まずは駐車場の前にある、5世紀頃の福勝地古墳から行ってみましょう。
おや?
説明板によると、こちらの古墳には周囲に溝がないらしく、内部主体については不明、とのこと。謎に包まれている…なんて物思いにふけっていたら、更なる謎が…。
鳥居?
古墳の上に鳥居が…。時代を考えても後から鳥居を作ったと思われますが、上に何があるのかがとにかく気になる…。
福勝地(ふくしょうじ)古墳
こちらが風土記の丘随一の大きさを誇るとされる福勝地古墳。
角度的にも一気に全貌が見れるわけではないので、写真では一部ですが、小高い丘の様な見た目です。
ぐるっと古墳の周りを歩けるようなので、ちょっと行ってみましょう。
神秘的
鳥居をくぐって階段を上がると、何かは分かりませんが、お祀りされているようでした。
謎の古墳の上にお祀りされている…。
神秘的な感じがするのはライターだけでしょうか。
古墳の上に立っている、というのもなんだか不思議な感じがします。
こちらから周囲を見回すと、また違った角度で古墳の「丸み」を観察できました。
歩道かと思ったら
福勝地古墳をぐるりと一周して、道なりに進んでいくと整備された道に出ました。
施設内部なので全部が歩道と思っていたのですが、写真正面は車道、歩道は向かって左側のようでした。
内部まで車で入れるようです。皆様も訪れた際はお気をつけくださいね。
車坂古墳
続いてライターが到着したのが車坂古墳。
こちらも埋葬主体不明のミステリアスな古墳です。
説明板によると、この林のように見えるのが古墳のようなのですが、正直よく分かりません…。
周囲には
車坂古墳から先の古墳では前方後円墳の周囲に様々なお墓の跡がありました。方形周溝墓、というそうです。
位でいうと、前方後円墳に埋葬されている人の次に偉い人々のお墓ですね。
こちらのお墓は説明板によると、
「石棺と石室のふたつの要素を合わせもち、この地方ではこれまで例をみない特異な様式」
と、ありました。そんなレアなものがこんな身近で見られるとは…。昔の溝はなかなかよくできているな、なんて初見で思っていた学のない自分が恥ずかしい…。
ちょこちょこ説明板つきで、このようなお墓の跡が所々に見られるのですが、個々で少しずつ違う所があるのが面白かったです。
角房古墳
次は角房(かくほう)古墳。
福勝地古墳と車坂古墳についで造られたもの、だそう。
こちらは小高い丘の様になっていて分かりやすいですね。円墳に見えて、実は前方後円墳なのだそうですよ。
池に沿って進もう
次は少し来た方角へ戻って、池に沿って真っ直ぐ進み、鶴見古墳を目指します。
一度、撮影したマップを確認するのがオススメです。池の脇道へは、案内板が立っているので簡単に見つけられますよ。
池に囲まれた脇道の見た目が涼しくて癒されます。
鶴見古墳
そして辿り着いたのが鶴見古墳。
むむっ…。マップでは1番規模が小さいのに他の古墳とは違って何か見られそうです。
もしかしてあの開いている入り口から入れるのでしょうか…。
ダンジョンか
穴の入り口に立ってみると、中へは柵があり、入ることはできませんが、中が覗ける仕様になっていました。
見た目はダンジョン。なんだかちょっと楽しい。冒険心が疼きます。
中は通常暗くなっていますが、自動消灯の照明スイッチが壁に設置されていました。
ということで、スイッチON!
古墳内部
かなり明るく照らしてくれるので隅々まで見ることができました。
位置的にも、こちらが中心部でかつての権力者が埋葬されていた場所なのでしょうね。そう考えると不思議な気持ちです。
小さいというメリット
こちらの古墳も周囲をぐるっと歩けるのですが、歩いてみてびっくり!
綺麗に整備もされているので、前方後円墳の形や周囲の溝の様子まで丸わかりでした。こちらの古墳が小さいからこそ、こうして全貌を私たちが見られるわけですね。
子供とのフィールドトリップにもとても良いスポットなのではないでしょうか。
赤塚古墳
次は大分県立歴史博物館前にある、赤塚古墳。
こちらは3世紀後半のものだそう。離れていても分かるほど綺麗に形が残っていますね。
こちらの古墳の周囲にも方形周溝墓がたくさんありましたよ。
博物館へ少し寄り道
古墳巡りの際に博物館に立ち寄るのもオススメです。
しかも入り口でこんなレアなガチャガチャを見つけてしまいました。
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大分県立歴史博物館オリジナルフィギュアコレクション!!
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しかも鶴見古墳の埋葬品フィギュアまであります。古墳巡りのいい思い出になりそうですね。
※博物館の方によると、このガチャガチャは博物館が造ったものではないそうです。
最後に目指すのは
最後にライターが目指すのは「免ヶ平(めんがひら)古墳」です。
一旦、南側の駐車場へ戻り、道を挟んで向かい側にある公園の方へ進み、向かって右側に更に進みます。
公園とは一線を引かれたようなこの古墳。
周囲は若干の草に覆われています。近くにあった説明板によると、この頂上に登れるようです。
ドキドキが止まらない
なんでも、こちらの古墳からは石棺だけでなく、竹で出来た木棺が発掘されたんだとか。
一歩一歩足を進める度にドキドキが止まらない…土器だけに(←やかましい)。
そうこうするうちに頂上に着いたライターが見たものは!!
これが頂上だ!
蓋で保護されていました。
それはそうですよね。劣化したら困りますし。
ちょっとがっかり。
中は
説明板によると調査時の内部はこのような感じだったそう。
頂上に登る際にこちらの発掘の写真と見比べながら眺めて見ると、また違った見方が出来るかもしれませんね。
いかがでしたでしょうか。今回は全部を回るのに2時間程かかりました。ライターは気軽にビーチサンダルで行ってしまったのですが、間違いなく足が痛くなるのでスニーカーがオススメです。地元のウォーキングスポットでもあるようで、ウォーキングを楽しむ方々も結構いらっしゃいました。
ウォーキングにもお子様の社会見学にもピッタリな古墳まみれツアー。大人も再発見があって結構楽しめます。お出かけの際は帽子と飲み物も忘れずに!
※公園の利用は現在県内の方に限られているそうです。
あなたが知っている地元のプチトリップスポットを募集しています。件名に「プチトリップ」と入れてyosaroh.zimosh@gmail.comまで詳細をお送りください。
店舗名 | 宇佐風土記(ふどき)の丘 |
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住所 | 〒872-0101 宇佐市大字高森 |
内容は2024年04月16日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
Yosaroh
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