こんにちは、ノースエリア初心者ライターのひなたです。のんびり歩きながら、小さな発見を集めています。
初夏の青々とした山の景色にパワーをもらいながら、ハンドルを南へ。今回は佐伯市蒲江にある「波当津美術館」へ訪れました。
蒲江波当津インターを降り、北東へ2分ほど車を進めるとまもなく、右手に広いグラウンドが見えてきます。
そこに静かに屹立するのは、かつての小学校だった建物です。グラウンドの入り口には私の身長の2倍以上はある、色鉛筆調の看板アートが歓迎してくれています。
実はここ、大型バスが観光で立ち寄ったり、たまに有名人もふらりと訪れたりするという、知る人ぞ知る場所。
正直、ノースエリアからはかなり遠い。ですが、ぜひ皆さんにも、不思議で神秘的なこの世界を体験していただきたいと思い、レポートさせていただきました。
『波当津美術館』ってどんなところ?
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入口にある色鉛筆風の看板が目印です -
玄関では猫の「ふうちゃん」がお出迎え
宮崎県との県境付近に存在するこの美術館は、廃校の波当津小学校を活用しており、廊下や各教室ごとにアートを堪能できるようになっています。
かつて子供の頃だったころの記憶が呼び起こされ、どこか懐かしさを覚えるとともに、龍をはじめとする荘厳な世界観と、猫や犬など可愛らしさが散りばめられたアートたちが、廃校に命を吹き込んでいます。
館長は、表現者であり画家の、コオロギタカシ先生。以前は湯布院悠々ライフの森にて廃材を使ったアートや遊び場「竜の通り道」も手掛けていたので、その頃からご存じの方もいるかもしれません。ちなみに、波当津美術館の展示作品はすべて、コオロギ先生の作品で彩られています。現在は、市のバックアップとともに副館長の石田さんとお二人で運営されているそうです。
「波当津の海の美しさと地域の人たちの優しさに感動し、その魅力をたくさんの方に知ってもらえれば」そんなコオロギ先生の思いを実現したのが、波当津美術館です。
荘厳な龍から愛らしい猫まで、いろんな形の「愛」を受け取ることが出来る場所
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左から「INORI」「白龍(阿)」「白龍(吽)」 -
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目つきが好きです -
石を使ったアート
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お花のアートも美しい -
ネコちゃんの可愛いアートもたくさん
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海のブイでアート -
ふうちゃん
数あるコオロギ先生の作品の中でも、とくに龍のアートは圧巻! 力強い瞳とリアル感漂う鱗、爪先から尻尾まで細かく描かれているその姿は、もう、生きているのではないかと思うほど。この龍の作品を見るために、日本各地から多くの方が訪れるそうです。2メートルはあるのではないかと思うほどの、大きなキャンバスの中からこちらを見つめてくる龍。その眼光は、吸い込まれそうな魅力があります。
龍の絵にはそれぞれのテーマに沿ったタイトルが振られています。「INORI」「白龍(阿)」「白龍(吽)」「風の記憶」などさまざまなタイトルから、絵の奥深さを感じ取るのも面白いです。また、そのときのフィーリングで不思議と心に響く言葉、作品があるんですよね。
また、イヌやネコをはじめとする可愛らしい動物の絵や、お花などの自然を描いた作品もたくさん展示されていいます。龍の絵とはまた雰囲気が変わり、ほんわかとした温もりある作品が溢れています。個人的には、ネコのふうちゃんがお気に入りです。
そして、絵だけではありません。海のブイや石、流木などを使ったアートなどさまざまな作品が飾られていますので、見る人を飽きさせません。廃材や自然を使ったアートは、私たち人間が本来持つ遊び心をくすぐってくるんです。
このように荘厳さから可愛さ、純粋さなど…、色んなアートを通して、心に眠っていたさまざまな感情を呼び覚ましてくれます。忙しさでどこかに置き忘れていた人間らしさを思い出させてくれるのが、コオロギ先生の作品です。
そこに散りばめられているのはもしかしたら、「愛」のようなものなのかもしれません。
お話しすればするほど、素敵なお人柄がにじみ出るコオロギ先生
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コオロギタカシ先生 -
懐かしさを漂わせる風景
校舎の中をめぐって絵を鑑賞している間も、その絵が生まれたストーリーや込められたメッセージなどを丁寧に教えてくださるコオロギ先生。それを聞いて改めて、コオロギ先生が絵を生み出すときは、私たちが見ているものとは違う何かを感じ、切り取っているのだろうと思いました。かと思えば時折見せる、ちょっぴり天然なところも魅力的な方です。
ちなみに2階のレプリカ展示室では、展示されているアートのミニ版が発売されています。こんなに素敵な作品たちを自宅でも眺めることが出来るなんて、贅沢ですよね。
廃小学校を懐かしさたっぷりに楽しみながら、美しいアートとコオロギ先生のお話を堪能できる、とても贅沢な時間でした。
ぜひ、ノースエリアの皆様にもこの世界観を味わっていただきたいです。
波当津の宝石! エメラルドグリーンの海と白砂青松100選にも選ばれた「波当津海岸」
波当津美術館から徒歩で5~10分ほどの距離にはとっても美しい海があります。大分県で最も南に位置する、「波当津海岸」です。
見わたすかぎり透き通ったエメラルドグリーンの海、足元にはさらさらとした肌触りの白い砂浜、傍らには青々とした松である青松がとても美しいコントラストを描いています。
ここまで文字通り「白砂清松(はくしゃせいしょう)」な海岸は、なかなかお目にかかれません。それもそのはずで、「日本の白砂青松100選」に選ばれているのだとか。
サーフィンをする人も多くいるようで、夏場には海水浴場としても利用できるそうです。
海岸は、ごみ一つありません。地元の方が大切に守ってきたことが伺えます。
内容は2026年05月25日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
ひなた
大分市在住のノースエリア初心者ライター。 重度の日本語オタクで2025年に日本語検定2級取得。 おいしいもの、美しいもの、神社、都市伝説などが好き。 よそ者視点から見た、ノースエリアのさまざまな魅力を発信します。 また、エリア外で皆さんに楽しんでいただけそうな 素敵な場所もお届けできたらと思っています。 どうぞよろしくお願いいたします!
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