見慣れた道でも、すこし立ち止まるだけで四季折々、いろいろな野草を見つけることができます。 思わずお出かけしたくなるような、身近な野草のニュースを紹介してまいります。 (植物の名前や特徴はライターが個人的に調べたものです。誤りがあればこっそり教えてください)
今回は 食べてみたシリーズ です。
※訓練された胃袋をもつライターが実食しています。
ヨモギ(蓬)
採集した場所:耶馬渓
お花の時期ではありませんが、様々な薬効があるヨモギもこの時期見逃せません。
食べるなら、柔らかく香りもよい新芽が楽しめる初春から今の時期がベストシーズンです。
汚染を避けるため、人家からできるだけ離れた場所で収穫されるとよいかもしれません。
危険な場所での採集、誤食には十分ご注意ください。
よもぎの天ぷら
よく洗って水気を切り、天ぷら粉を付けて揚げます。
ぶきっちょなライターが調理したため失敗していますが、油につけるとき葉が開くようにするとカラッと揚がり、見た目もよくなります。
シンプルに塩でいただくのがおすすめです。
このほか、お茶(よもぎ茶)にしたり、乾燥させてお風呂に入れたり(よもぎ湯)する利用方法もあります。
セリ(芹)
採集した場所:耶馬渓
春の七草の一つで、レモンのような爽やかな香りが特徴のセリです。こちらも初春がベストシーズンです。
水気の多いところに自生していたりしますが、誤食のリスクがあり採集はキケンです。野菜として道の駅などでも販売していることがありますので、そちらを狙ってみましょう。
(今回は地権者の承諾を得て、栽培しているものを採集させて頂きました)
せりうどん
せりを使った料理といえばそばと一緒にゆでる「せりそば」が有名ですが、今回は手近な食材でうどんを使ってみました。
季節が遅いので葉先だけを使うことにして、よく洗って刻んでおきます。
うどんが茹で上がる10秒前に鍋に入れ、一緒に茹でてしまいます。
(面倒でなければ、別個に茹でるのでももちろんOKです)
冷水で締めたらのりなどを散らし、めんつゆをかけて頂きます。
春を感じるさわやかな一杯です。
ちなみに農林水産省の資料(30年産地域特産野菜生産状況)によると、大分県のせり出荷量は宮城、茨城に次いで第三位です。意外と身近な食材なのですね。
内容は2024年04月14日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
はっぱ丸
くさタイプの社会人です。 見慣れた道でも、ちょっと立ち止まってみると、いろんな発見があります。 思わずお散歩に出かけたくなるような「地元の発見」を発信していきます!
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