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ジモプチトリップvol.47 小さな迫力 重野岩窟仏【豊後高田市】

公開日:2020年07月16日 (更新日:2024年04月16日)

ライター:Yosaroh

まだまだ様々な見所が満載のNOASエリア。地元だからこそ気軽にフラっと訪れることが出来るプチ名所を紹介していきます。

前回訪れた豊後高田市黒土地区。この地区にはまだまだチェックしておきたい名所がありました。

※ライターは新型コロナウィルス感染症予防に配慮した上で取材しています。
※ソーシャルディスタンスを保ち、感染リスクに配慮しながらお出かけください。

伝承

前回訪れた豊後高田市黒土の福真磨崖仏。そちらへの道中、同市黒土の「ゆのさきばし」を過ぎた辺りで見えてくるのは、このエリアに伝わる伝承を記した説明板です。

思わず車を停めて、まじまじと見入るライター。伝承の説明板は全部で7つあるので見応えもばっちりあります。

残念ながらこの説明板の白丸城はご近所の方の情報によると、今は草むらとなっており、行っても分からない、とのことでした。

そしてこのスポット、説明板だけではないんです。

振り返ると

説明板から道を挟んで向かい側へ目をやると、なんだか名所の香りがプンプンする案内板を発見しました。

道の至る所に石仏があるこの地域において、案内板まであるこのスポット。どんな場所なのか気になります。

由縁

案内板のすぐ隣にある道を進むとすぐに見えるこの場所。少し坂になっていて、休憩所の様な場所があります。

地域の人の憩いの場でもあるのかもしれませんね。

こちらにあった説明板によると、この重野岩窟仏は元禄の時代に仁聞(にんもん)菩薩の教えを継いだ人々によって創設されたもので、第33番の二観音さまは平家の縁のものなんだそう。

平家の縁とは…。一体どんな観音様なのでしょうか。

また、こちらの岩窟は説明板によると「羅漢窟」と呼ばれているようなのですが、その説明によると、御本尊は釈迦如来、そして両脇に普賢(ふげん)、文殊(もんじゅ)菩薩、更にその周囲に※16羅漢が祀られているそうです。

そして更に馬頭観音という家畜の守り本尊が祀られているとか。

なんだか盛り沢山の予感がします。

※16羅漢・・・羅漢とは達観した聖人の事で、釈迦の弟子の最高位のこと。16羅漢は釈迦により、長く世に留まり、仏の教えを守ることを命じられています。

中へ

いざ中へ!

こちらが羅漢窟の中です。

説明板によると、この真ん中の御本尊が釈迦如来なのでしょうね。

しかし、数が多いので迫力がすごい…。

天井

毎回、岩窟を訪れる際に思うのがその圧倒的な存在感。

写真を見てお分かり頂けると思うのですが、こちらの岩窟は天井が低めなんです。

しかし、その岩肌を見てみると手彫りなのかな?という荒々しさがあります。

中に石仏があるせいなのかもしれませんが、昔の人が汗水垂らして完成させたのか、なんて想像すると、想いのパワーを感じる気がします。

ライターだったら絶対掘れない…。

二観音と馬頭観音は

さて。ここでみなさんも疑問に思ったと思うのですが、一体、二観音と馬頭観音はどこへ行ったのでしょうか…。

ライターも同じ思いで周囲を探しましたが、それらしいものは羅漢窟手前にあったこちらの石仏のみ。

よくよく見ると、正面の顔は不動明王のようにも見える顔なのですが、顔の両側に更に2つの顔がついていました。

意外と謎が残る結果となってしまった今回のジモプチトリップ。いかがでしたでしょうか。近くを通った際には、小さいながらも醸し出す迫力を是非感じてくださいね。

あなたが知っている地元のプチトリップスポットを募集しています。件名に「プチトリップ」と入れてyosaroh.zimosh@gmail.comまで詳細をお送りください。

店舗名 重野岩窟仏
住所
〒872-1103 大分県豊後高田市黒土

内容は2024年04月16日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

アバター

Yosaroh

コーヒー、洋楽、美味しいもの…etc…が大好きな多趣味の飽き性。 気になったら気が済むまでとことんのめり込むタイプ。 本人は石橋を叩き割るほどの堅実家のつもりだが、周囲からはおかしな自由人と思われがちなのがちょっぴり悩み。 WEBライティング実務士の資格保有。

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