ジモプチトリップvol.204 貴重な構造が見られる! 泉福寺石風呂【杵築市】
公開日:2023年12月23日 (更新日:2024年04月12日)
ライター:Yosaroh
まだまだ様々な見所が満載のNOASエリア。地元だからこそ気軽にフラっと訪れることが出来るプチ名所を紹介していきます。
今回は宇佐市安心院との境目付近にある名所をお届けします。前回お届けした場所からほど近くにある今回のスポット。一体どんな場所なのでしょうか。
安心院から杵築へ
県道716号線を安心院方面から杵築方面へ向かいます。左手に山浦東部公民館、右手に石風呂の案内板が見えたら、案内板に沿って進みます。
※写真は杵築方面から撮影したもの
自然
案内板に沿って進むと、そこには自然溢れる風景が。進む道はこちらでOK。そのまま進みましょう。
またもや案内板
少し進むと、またもや案内板が。
案内板が指し示す方向には車一台ほど通れる幅の石橋があります。一瞬躊躇してしまいますが、このまま車で進みましょう。
駐車場
石橋を渡り、真っ直ぐ道なりに進むと道が二手に分かれます。真っ直ぐに行くと駐車場があります。駐車したら徒歩で右の道へと進みましょう。
狭い
綺麗に手入れされているのでわかりやすいですが、ご覧の通り、人が1人通れる幅の狭い道です。
見えてきた
恐る恐る進んでいくと、宝塔やベンチが見えてきました。
石風呂
ベンチのすぐ横にあるのがこちら。一見オーブンの様にも見えるこちらの建造物。実は石風呂なんです。
説明板によると上が浴室で下が薪を燃やすところなのだそう。全国的にもこの二階式の石風呂は数が少ないとのことです。
中
では中を覗いてみましょう。中は板碑や削った岩盤などで造られているそうです。
まるで部屋の様ですね。写真では大きく見えますが、実際は入口も中も1人で寝そべって、もしくはしゃがんで入れればいいのかな、という大きさでした。
見れば見るほど私たちが思う風呂とは遠い気がしますよね。説明板によれば、こちらの石風呂は上の段にヨモギなどを敷いて下の窯に入れた火で温め、水をかけて冷ましてから中に入る、というスタイルだったそう。今で言うと、薬草の成分を蒸気に含めたサウナ…もしくはヨモギ蒸し、という感じでしょうか。病人が多く利用していたとのことからヨモギなどの薬草を使用していたのでしょうね。
更に
こちらの場所は泉福寺という廃寺の跡地、ということもあり、史跡は石風呂だけではないんです。奥へ進むと、県指定有形文化財である国東塔を見ることができます。
とても興味深い史跡があるこちらのスポット。皆さんも一度訪れてみては。
店舗名 | 泉福寺石風呂 |
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住所 | 〒879-1316 大分県大分県杵築市山香町山浦 |
内容は2024年04月12日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
Yosaroh
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