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ジモプチトリップvol.189 先人の知恵が詰まった 上乙女円形分水【宇佐市】

公開日:2023年08月06日 (更新日:2024年04月16日)

ライター:Yosaroh

まだまだ様々な見所が満載のNOASエリア。地元だからこそ気軽にフラっと訪れることが出来るプチ名所を紹介していきます。

今回ライターが訪れたのは宇佐市江須賀地区。宇佐海軍航空隊滑走路跡側の田んぼエリアの中にあるスポットです。

自然に囲まれて

今回のスポットは現役でありながら一定のファンを抱えている、という円形分水(または円筒分水)です。

円形分水とは、農地に均等に水を分配するための用水路の施設です。こう聞くと近代的な施設の様ですが、その歴史の始まりは何と大正3年(1914年)の岐阜県。この施設によって水の争いが解決したのだそうです。

巷には全国の円形分水のマップさえ存在するというほどのファンを持つ、アツイ史跡なんです。そんな史跡がNOASエリアの宇佐の地にもあるなんて!

ナビに連れられてやってきたのは田んぼのど真ん中…。見渡す限り田んぼです…。本当にそんな施設があるのでしょうか。

何かある!

疑いつつもナビに従って進んで行くと…あれは!!!

何やら出っ張りの様なものが見えますね。

溢れ出るハイテク感

近づいてみると…おおっ!

噴水の様なフォルムに溢れ出る水…。アナログなのにハイテクに感じます。

近づいてみると円の中心にもたっぷりの水があります。その下の段から溢れ出るように水が流れて水路へ。

パッと見ただけでは仕組みが良く分かりませんが、一旦水を中心に集めてから水路に均等に流してそれぞれの用水路へ分配する、という仕組みのようですね。

今だけ

それぞれの用水路を見てみると、水が水路の方へ流れ出ていっているのが分かります。

調べたところによると、こちらの円形分水は常に水が溢れ出ているわけではないのだそうです。用水路に水が通水される田植えシーズンのみ、この様な状態で見ることができるのだそうですよ。

現役で今も活躍している円形分水。皆様も今のシーズンに一度見に行ってみてはいかがでしょうか。

店舗名 上乙女円形分水(江須賀円筒分水)
住所
〒879-0303 大分県宇佐市江須賀

内容は2024年04月16日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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