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ジモプチトリップvol.170 時代を超えた史跡跡地 土屋敷遺跡、庄屋屋敷跡【中津市】

公開日:2023年02月12日 (更新日:2024年04月11日)

ライター:Yosaroh

まだまだ様々な見所が満載のNOASエリア。地元だからこそ気軽にフラっと訪れることが出来るプチ名所を紹介していきます。

 

今回ライターが訪れたのは中津市如水コミュニテイーセンター。国道213号線沿いを中津市街地方面から宇佐方面へ。左手にほっともっと中津下池永店、牛たんささ川が見えたら、すぐ隣にある建物がそれです。

如水コミュニティセンター

新しくとてもきれいな建物が印象的な如水コミュニティーセンター。通りすがりに目にした人も多いのではないでしょうか。一見ただのコミュニテイーセンターですが、なんとこちらにも名所があったんです。

 

それでは行ってみましょう!

土屋敷(つちやしき)遺跡

まずチェックしたいのが写真のこちらのスポット。ちょうどコロッケ倶楽部横辺りの駐車場ですね。更にコミュニティーセンター建物内の一部、そして土屋敷遺跡についての説明板がある真横のエリア…。一体何を意味するのでしょうか。

 

勘がいい方はもうお分かりのはず。そう。今はきれいに跡地となっていますが、上記にてご紹介した辺りで様々な遺跡が見つかったそうなんです。

 

こちらの遺跡調査では、古墳時代後期、中期、そして近世の溝や墓などが発掘されたのだとか。遺跡、というと縄文時代の壺、などを思い起こさせますが、こちらの遺跡からは様々な時代のものが発見されています。その中でも発見されている溝は当時の有力者の屋敷周辺に掘られたものであろう、ということで、古文書には屋敷の持ち主の名前も残っているそうですよ。

庄屋屋敷跡

更にはこのコミュニテイーセンターは庄屋屋敷跡地でもあったんだそうです。

 

説明板によれば、近年まで庄屋屋敷が残っていたそうで、その歴史は江戸時代から続いていたのだそう。庄屋は地域の世話役を担う存在であったそうなのですが、1812年の百姓一揆の際に合馬の庄屋、与之作の家が襲われた、という記録も残っているのだとか。この辺りが合馬…ということはこちらの庄屋の家は与之作の家であったということでしょう。

 

こちらの庄屋屋敷跡には現在も井戸が残っています。ポンプ部分は新しいような気がしますが、一部に瓦製の遺構らしきものがあるので、訪れた際は要チェックですよ。

 

また、国道213号線沿いにある説明板では、この地が如水となった云われも紹介されています。近くを通った際は是非一度立ち寄ってみてはどうでしょうか。

店舗名 土屋敷遺跡、庄屋屋敷邸跡(現如水コミュニティーセンター)
住所
〒871-0005 大分県中津市合馬479-1

内容は2024年04月11日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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