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ジモプチトリップvol.73 身近すぎて気付かない?! 菅公御着船旧跡【中津市】

公開日:2021年01月15日 (更新日:2024年04月15日)

ライター:Yosaroh

まだまだ様々な見所が満載のNOASエリア。地元だからこそ気軽にフラっと訪れることが出来るプチ名所を紹介していきます。

今回ライターが向かったのは中津市犬丸。実はこんな場所にも名所があったんです。

※ライターは新型コロナウィルス感染症予防に配慮した上で取材しています。
※ソーシャルディスタンスを保ち、感染リスクに配慮しながらお出かけください。

あのラーメン屋さんの裏に

中津市街地から国道213号線を宇佐市方面へ行くと、高速下を過ぎた左手にある、しゅうちゃんラーメン。しゅうちゃんラーメンに行ったことがある方なら特にお気付きであろう裏手のあの場所…。

何やら石碑があるものの、何の石碑かご存知ない方も多いのではないでしょうか。

石碑に近づいてみる

名所であることは間違いないこの石碑。一体何の石碑なのでしょうか。ちょっと近づいてみましょう。

『菅公御著船奮(?)跡』

と書いてありますね。…正直、歴史や古文が苦手なライターには解読できない…。

一体どうしたものか…。と思っていた、その時…

この地を解読してみよう

石碑の隣に石に彫られた説明板を発見!

ありがたいことに、石碑の名前が現代語になっています。

こちらの石碑、名は「菅公御着船(かんこうごちゃくせん)旧跡」というのだそうです。

「祭神菅原道貞公」とありますね。ん?道貞?よくよくこの部分の漢字を見てみると、「真」の旧字体の「眞」のような感じもしますね…。こういう時になぜ学生時代に今ほどの知識欲がなかったのか悔やまれます。あれば絶対今頃ちゃちゃっと解読できてたはず…。

話がそれましたね。学生で読んでくださっている方、ライターの二の舞にならぬよう、貪欲に知識を蓄えてください。

さて。埒があかないので、調べたところ、菅原道真公の縁(ゆかり)ということで間違いないようです。中津市のホームページの情報と照らし合わせたところ、

901年に左遷された菅公が船で今の防府市から太宰府へ向かう途中に、この中津の海で暴風に会った。そこで今津の泥の入江から此処「江極の岸」に御着船した。それから中尾の松原に上り、37日間逗留し境内内の止良石に腰かけた(以下省略)。

(※犬丸天満宮パンフレットの資料によると、滞在は「御神殿に20日余り」となっています。)

旗も立っていますが、こちらの石碑も菅公で有名な犬丸天満宮の管轄のようですね。この石碑の場所に着船?!と思った方。ライターも同じくそう思いました。犬丸天満宮に置いてあるパンフレットを見てみると、より詳しい記載がありました。

現在の今津の泥の入江はかつて豊前海の入江であったんだそうです。そこに漂着して、犬丸村であったこの地の江極の岸に着船した、ということ。また、菅公は「『江極岸』に流れ込む川を大阪の『難波川』に例え」といった記述が見られること、同パンフレットに記載のあった平安時代初期のマップ情報から、かつてここは海につながる水辺横の地であったことが分かります。

神社へと続く鳥居

石碑から、ローソンとしゅうちゃんラーメンの間を見ると鳥居が。そちらの方向へ足を向け、さらにその鳥居をくぐると、さらに鳥居が現れます。

鳥居が導く先を見てみると、犬丸天満宮が。菅公はかつてこの道すじを通って神社へと向かったのでしょうか。時代は違えど菅公と同じ道すじを見る…。不思議な気持ちになりますね。

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ジモッシュライター、ミセス・あんが書いた菅公が座ったとされる止良石の記事も合わせてどうぞ♩↓

『中津市のパワースポット!中津市犬丸・犬丸天満宮に道真公がいる』

https://zimosh.com/feature/20190713

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あなたが知っている地元のプチトリップスポットを募集しています。件名に「プチトリップ」と入れてyosaroh.zimosh@gmail.comまで詳細をお寄せください。

店舗名 菅公御着船旧跡
住所
〒879-0105 大分県中津市犬丸2110

内容は2024年04月15日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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