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ジモプチトリップvol.41 迫力の巨石「和与石」と新展望台【中津市】

公開日:2020年03月19日 (更新日:2024年04月17日)

ライター:Yosaroh

まだまだ様々な見所が満載のNOASエリア。地元だからこそ気軽にフラっと訪れることが出来るプチ名所を紹介していきます。

NOASエリアの住民にとって馴染み深い山のひとつ、八面山。離合できる幅の整備された道路が山頂まで続き、アクセスが容易なのも魅力的な八面山。実は名所の宝庫でもあるんです。今回は八面山の名所の中から「和与石」、そしてリニューアルされた新展望台をご紹介します。

八面山入山

八面山は前述した通り、道路が整備されているので車のまま登ることが可能です。

登山道もありますが、今回の目的地へは車でのアクセスが可能なのでこのまま車で上を目指します。

カーブを過ぎる度に現れる「第◯カーブ」の案内板。ご存知の方も多いとは思いますが、八面山を登るにつれてカーブの◯の部分、つまり数字は小さくなっていきます。

16カーブある内の第7カーブまで登ったところで祠を発見。よく見るとめちゃくちゃ小さな観音さまと思しき像が!

八面山は元々修験道の山であったそうなので、このように祀られている像があるのでしょうね。

巨石

修験道といえば巨石信仰。

名所レベルではないものの、それでも見た瞬間に「でかっ!」と言ってしまうような大きさの石が。

車道からでも所々に興味深い八面山の文化が見えてきます。

ゆ…雪?!

続いて差し掛かった第5カーブ。

取材したこの日は寒さがまだ残る早朝だったのですが、街中では雪なんてみる影もありませんでした。

が、山は雪が積もりやすいとはよく言ったもので、ここからの八面山は姿を変えていきます。

和与石

第1カーブを過ぎ、さらに進んで行くと、左手に和与石と書かれた案内板を発見。

写真では見づらいですが、獣道のようにちゃんと
歩ける場所が分かるようになっています。

少し歩きます

先ほどの案内板から、人が通った跡が残る道を頼りに少し歩いて行きます。

大きい

そうこうしている内に目の前に巨石が!

やはり名所レベルの石となると大きさの桁が違いますね。

正面から見てみよう

正面から見た和与石はこんな感じです。

孫悟空でも下に埋まってるんじゃないか、という程の大きさの巨石です。念のため調べてみましたが悟空が埋まっている様子はありませんでした。

しかしデカい!

このくらい

ライターの身長ほどの場所に手をかざしてみました。やはりデカい。

和与石って不思議な名前と形をしていますよね。

案内板によると、その起源は大宝元年である701年に起こったそう。

現世で苦しむ全てのものを救いたいと考えた八幡大菩薩。そこで願い事が叶う宝珠を英彦山権現から授かるために大菩薩は宇佐から英彦山へ行った。

その時、英彦山で修行していた僧の法蓮がやって来た。法蓮が宝珠を見たことない、というと権現は法蓮に宝珠を見せてあげようとした。

しかしその時、八幡に仕える翁が権現と法蓮を騙して宝珠を持って逃走。激怒して翁を追いかけて箭山までやって来た法蓮は大菩薩を問い詰めた。

話し合いの結果和解。大菩薩は宝珠を正式に手に入れ、引き換えに法蓮は宇佐の神宮寺の別当(長官)の座に着任した。

和解までの話し合いを行った場所がこの「和与石」であったそう。

なるほど…。ということは和解の「和」に与えるの「与」ということでしょうか。面白い伝承ですね。

さらに進むよ

八面山の展望台が新しくなっている、という情報を掴んでいたライター。

和与石を後にして次は展望台を目指します。

道は一本道…かと思いきや2手に分かれた道に遭遇しました。

しかし案内板が教えてくれるので安心です。向かって左の道へ進みます。

駐車場

進んで行くと広々とした駐車場が。

こちらが展望台の駐車場です。ここからは歩いて展望台へ進みます。

新しくなってる

展望台に到着しました。

向かって左手はスロープになっています。

すごく綺麗に改装されていますね。

デッキへ続く道

デッキへ向かう道はこのような感じです。

写真右手の怪談の先は以前の展望台を活かした造りになっているのが嬉しいですね。

デッキ

こちらが新デッキです。

すでにここから見える景色の美しさに興奮しちゃいます。

案内板

デッキの先に新しい案内板が設置されていましたよ。

番号と施設名が書かれています。実際の景色と照らし合わせて見ることが出来るのでどこに何があるのか分かりやすくていいですね。

いざ景色を

そしてお待ちかねの展望台からの景色がこちら。

清々しい!
これからの山のシーズンが楽しみになるような展望台でした。また夏には違う景色を見せてくれることでしょう。

いかがでしたでしょうか。まだまだ気になる名所がたくさんある八面山。また別の機会にご紹介したいと思います。

あなたが知っている地元のプチトリップスポットを募集しています。件名に「プチトリップ」と入れてyosaroh.zimosh@gmail.comまで詳細をお送りください。

内容は2024年04月17日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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