まだまだ様々な見所が満載のNOASエリア。地元だからこそ気軽にフラっと訪れることが出来るプチ名所を紹介していきます。
今回ライターが向かったのはNOAS民の方々もご存知のあの道の駅。なんとその隣に遺跡があるんだそうです。
※ライターは新型コロナウィルス感染症予防に配慮した上で取材しています。
※ソーシャルディスタンスを保ち、感染リスクに配慮しながらお出かけください。
道の駅なかつへ
バイパス(国道10号線)を中津市街地方面から宇佐方面へ進み、三光の宝来軒の隣にある道の駅なかつへ。
ライターも度々訪れるこちらの道の駅。今まで遺跡があるなんて聞いたこともなかったのですが、本当にあるのでしょうか…。
発見!
意外とすんなりと見つけることができました。
場所は道の駅なかつにある建物、「情報休憩室」の隣です。
こちらの休憩室、ちょっとドリンクを買って休憩がてら一休みしたことがある方も多いのではないでしょうか。しかし、こんな身近にあったとは…盲点でした。
早速階段を上がって遺跡へ!
早速!
階段を登ると早速遺跡を発見!
説明板によると、現在この遺跡は縄文時代の法垣遺跡を保存している遺跡公園となっているそう。現在公園内にある遺構は再現されたものなんだそうですよ。
こちらは複製した土器や石器と床を展示したもの。なんと、この遺跡からは人骨も発見されていて、縄文時代の住居跡から人骨が発掘されたのは九州では近くにある「ボウガキ遺跡」が1例目、こちらが2例目なんだそうです。今まで訪れた古墳や遺跡を思い返してみると、NOASエリアには結構すごい古墳、遺跡がたくさんありますね。
住居跡
こちらは地面に柱を立てて造られた「掘立(ほったて)柱建物跡」。柱を再現し、かつて6棟が建っていたことがわかります。
竪穴住居跡
こちらは竪穴(たてあな)住居跡。
こちらの遺跡、このように復元されたものが数点展示されているコンパクトな遺跡公園となっていますが、要注目なのがこちらの遺跡の説明板。
例えば、こちらの遺構の説明板の見出しが、
「不思議がいっぱいの住居跡」
一体何の不思議が…。読み進めてみると、
かつての縄文人は突如不思議な行動に出る。囲炉裏の土を外に出し、土器や土を捨てて住居を埋めて行く…しかし、不思議なことに途中に上半分にした土器を置いていく。そしてまた埋める。ある程度のところで、埋めている途中の住居の中に墓をひとつ造る縄文人…。
このような内容でした。いかがでしょうか。興味をそそりませんか。こちらの遺跡の説明板からは当時の縄文人の生活模様や考え方が垣間見えるようです。訪れた際には説明板も読んでみてくださいね。
情報休憩室
そしてもう一つ、こちらの遺跡にてマストでチェックしていただきたいのが情報休憩室にある展示物です。
もちろん、こちらはレプリカではなく本物。こちらの説明も読むと結構楽しい!
こちらの土器は展示物のひとつで、足つきの鍋だそう。使われた食器は使い捨てで大きな溝に投げ捨てられたそうです。ちなみにその溝は現在の道の駅の駐車場や物産館のあたりにあったんだそうですよ。
気になるボウガキ遺跡
法垣遺跡の説明板を見ていると近くにあるからか、やたらと記憶に残るワード、「ボウガキ遺跡」。
説明板にもパンフレットにもかつてのご近所さんとして描かれています。これは行ってみるしかないでしょう…。
到着
パンフレットの地図とナビを頼りになんとか遺跡に到着しました。
そこには「棒垣遺跡」「入垣貝塚」と書かれた2つの説明板が。
説明板によると、「貝塚と集落の関係がわかる西日本でも数少ない遺跡」、「住居跡がわかる貝塚はここだけで、九州でも少ない貴重な遺跡」と書かれています。
しかし、説明板の後ろは崖下で何も見えない…。もう一度説明板を見てみると、「上段の畑地」との記載があったので、道を回り込んで上段に行ってみました。
その光景は!!!
はたけ…。
残念ながら埋め戻されているようですね。しかし、説明板だけでもNOASエリアの遺跡の凄さを感じることができるのでフラッと行くのにはおすすめです。
いかがでしたでしょうか。こんなにも功績を残しているNOASエリアの遺跡や古墳。少し誇らしい気持ちになりますね。
あなたが知っている地元のプチトリップスポットを募集しています。件名に「プチトリップ」と入れてyosaroh.zimosh@gmail.comまで詳細をお寄せください。
店舗名 | 法垣遺跡 |
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住所 | 〒871-0152 大分県中津市加来814 |
店舗名 | ボウガキ遺跡、入垣貝塚 |
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住所 | 〒879-0112 大分県中津市福島1403 |
内容は2024年04月15日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
Yosaroh
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