まだまだ様々な見所が満載のNOASエリア。地元だからこそ気軽にフラっと訪れることが出来るプチ名所を紹介していきます。
今回ライターが訪れたのは豊後高田市にある、青宇田(あうだ)画像石。
なんでも、何かの絵が描かれた石であるとか。一体どんな石なのでしょうか。
目立つ
宇佐方面から豊後高田市国東線を進んでいくと、なにやら目立つ石が。
これだけ目立つと素通りできません。分かりやすくて助かります。
駐車場
目印の石の看板の側にはすごく広い駐車場が。バスやトラックでも余裕で停められそうな広さです。
案内板
駐車場からどこに行けばいいのかキョロキョロしていると、側にこじんまりした案内板が。
色が緑色なので大きさの割に意外と目立ちます。
階段が
案内板に従って進むと、民家の間を抜けて階段が。
民家に一瞬怯みましたが、ちょうど居合わせたおうちの方に聞いてみると、この道で大丈夫とのことでした。
気をとりなおして進みます。
上がった先には
階段を上りきると、仁王像のような石仏があり、横に道が続いていました。
てっきりサバイバル感のある道を想像していたので、綺麗に整備された道に感動です。
とりあえずお参りを
所々に石仏が安置されており、祀られている石仏も発見したのでとりあえずお参りすることに。
しかし、目的の画像石は見当たりません。
真っ直ぐ進んでみよう
おそらく頂上に画像石はあるのではないか、と踏んだライター。
御堂脇、そしてその横の管理者の方の住居のような建物を抜け、道なりに沿ってサバイバルモードへ。
しかし何も見当たりませんでした。
このままでは帰れない!
取材に来たライターとしてこのままでは帰れません。御堂の横に管理者の方の住居のような建物があるのを思い出し、訪ねてみることにしました。
⁈
インターホンもないので、あれ?と思いながらも恐る恐る玄関口の扉を開けるライター。
そこにあったのは!!
なんと画像石!この建物は住居ではなく、収納庫でした。
案内板によると、画像石は元々、この収納庫裏の崖の上にあったお寺で作られ、崖にはめ込まれていたらしいものが、いつの頃からか崖下で安置されていた、とのことです。
雨風等からの磨耗で失われたり、見えづらいものもあるらしいのですが、絵巻物風に地獄と極楽の様子をたくさんの石板に線彫りで表現しているのは全国的に見て、他にはなく大変貴重なんだそう。
では早速拝見していきましょう。
観音菩薩立像
一番初めにお出迎えしてくれるのが、こちらの観音菩薩立像です。
やはり磨耗があるせいか、肉眼でも見えづらいところがありますが、離れてみてみるとうっすら観音様のシルエットが見える気がします。
地獄
お分かりいただけるでしょうか。拡大出来る方は画像を拡大して頂くと、より見やすいかと思います。
こちらは十王庁展開図という死者への裁き、地獄の様子などが彫られています。
肉眼では、角度を変えつつ見ていくと少しずつ見える感じです。
見えやすいものも
こちらの画像石は比較的見えやすいのではないでしょうか。
青宇田画像石は1390年頃に製作されたそうなので、外での保存時期の経年劣化を考えると、今尚これだけの線画が目に見える形で残っていることが奇跡のように思えますね。
今回ご紹介しきれなかった画像石と合わせると極楽の様子から地獄までの様子を絵巻物風に見ることができますよ。駐車場からのアクセスも容易なので、一度見に行ってみてはいかがでしょうか。
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Yosaroh
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