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ジモプチトリップvol.11 自然が織りなす不思議 さるとび村のさんぽ道【中津】

公開日:2019年08月11日 (更新日:2024年04月18日)

ライター:Yosaroh

まだまだ様々な見所が満載のNOASエリア。地元だからこそ気軽にフラっと訪れることが出来るプチ名所を紹介していきます。

中津市の山国町の「さるとび村のさんぽ道」は猿飛千壺峡、念仏橋、魔林峡をみることが出来る遊歩道です。3カ所の内のひとつに行くなら、遊歩道を歩いて全てを見ないともったいないですよ!

まず目指すは猿飛千壺峡

中津中心部から車で約1時間ほど、山国町草本を目指して行きます。駐車場の入り口には案内板が出ているので簡単にたどり着く事ができます。まずは猿飛千壺峡を目指します。駐車場は左右に分かれており、向かって右側の駐車場の方が停められる台数が多くあります。

奥へ

駐車場から歩いて奥へと進みます。きれいに整備されているのでとても歩きやすいです。

少し進むと休憩所もありました。

見えてきた

道なりに進んで行くと、見えてきました!

猿飛甌穴群(おうけつぐん)です。案内板によると、国指定の天然記念物であるこの甌穴群はその昔はなんと海底だったそう。しかし、幾度もの火山による溶岩の堆積と浸水によって地上に出てきたそうです。この溶岩と中に含まれる小石の硬さが同じことから水流でこの小石が回転し、長い年月をかけてこの甌穴(丸形の穴)ができたとのこと。

実はこの現象自体が岩質、水量、流速が揃っていないとできないそうなんです。まるで奇跡ですね。

絶景

鉄製のつり橋があったので橋の真ん中から甌穴群を見てみることに。

川床に甌穴があるとのことですが、こうしてみると岩肌による甌穴も観察することができますね。景色もとてもきれいで心が洗われます。

みなさんには是非とも肉眼でこの自然美を見てほしい!!

遊歩道は続く

次のポイントを目指します。

遊歩道を歩いていると、途中、万葉歌碑ロードなるものが!!全国から公募し、入選した万葉歌が刻まれた歌碑が並ぶ区間がずっと続いていました。

じっくり見ながら歩いて行くと、そこは現代版の万葉歌。なんともユニークで思わずクスっとしてしまうものも。

念仏橋

さんぽ道の第2ポイントとなるのは念仏橋です。

ここでの案内板によると、この念仏橋は昭和3年に造られた石橋であるとのこと。この念仏橋からの光景がまた絶景で、猿飛甌穴群と同じく無数の甌穴が出来ていたものの、発達した甌穴が更に水流により甌穴間の壁が破壊されて現在の景色となったそうです。

この案内板でライターが目を見張った表現がありました。案内板曰く、「この峡谷は、つらなる甌穴が水流に串刺しにされたもの」なんだとか。こう聞くと、なんとも自然の偉大さを感じます。

第3ポイントは!

次のポイントは念仏橋から390m歩いた所にある魔林峡(まばやしきょう)です。

この峡谷もたくさんの甌穴が巨大化してできたそう。洪水の時などは轟音を鳴らす恐ろしい激流となるそうですが、洪水後は岩肌に淡い緑や黄色の模様が出てくるとか。

自然による美しさと恐ろしさの両方を感じますね。どのポイントの景色を見てもすぐ側に私たちが普段使う整備された道路があることを忘れてしまうくらいの絶景でした。

さんぽ道の案内板では、ゆっくり歩いて1時間程とのことでしたが、ライターは往復30分程でした。まだ残暑が残る今の季節、目で見て涼みに出かけてはどうでしょうか。

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件名に「プチトリップ」と入れてyosaroh.zimosh@gmail.comまで詳細をメールしてください!

内容は2024年04月18日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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