まだまだ様々な見所が満載のNOASエリア。地元だからこそ気軽にフラっと訪れることが出来るプチ名所を紹介していきます。
様々な歴史的な遺跡が遺されている豊後高田市。今回はそんな豊後高田市に市内最大の興味深い古墳があると聞きつけて行ってきました。
アクセス
豊後高田市の県道29号線を中津市側から国東方面へ向かいます。左手に大分総合建設のある交差点を左折して道なりに進みます。
しばらく進んで、工場地帯を過ぎてすぐ右手に近藤建設の建物が見えたら、そちらの脇道へ右折します。そのまま進んで付き合ったところが今回のスポットです。
到着して周囲を見渡すと住宅街でした。市内最大の古墳が本当にあるのでしょうか。
墳丘
到着後、すぐに見えたのは説明板脇にある墳丘らしきものです。
説明板によると、この辺りには横穴式の石室が様々な場所に発見されているのだそうです。こちらの雷鬼(いかずちおに)の岩屋古墳は6世紀後半に造られた複室構造の横穴式古墳で、市内最大規模とされているのだとか。
雷鬼という名前も気になりますが、雷が地区名という以外には記載はありませんでした。
パッと見たところ、墳丘のみでさほど大きく感じません。しかし、説明板曰く「現存」している、とのことなので埋め戻しているとも考えにくい…。タレコミにも石室の情報がありましたのできっとこの周辺のどこかにあるはずです。
階段
ものすごく分かりづらいのですが、ブロックが見えている箇所の脇に別のブロックで作られた階段を発見しました。階段があるのならば上ってみましょう。
お地蔵様
上には首のないお地蔵様らしき石仏や社の様なものが遺されていました。
しかし石室らしきものは見当たりません。説明板に面した道から目視できるところを見て周りましたが全くそれらしきものは見つかりませんでした。
残るはこの墳丘の真裏です。まさかとは思いますが、せっかくなので民家の敷地には入らない様に注意して行ってみましょう。
ルート
カーブミラー横の坂道を降りて、民家真裏へ向かいます。
ギリギリ
ご覧のように民家の敷地とはギリギリなので、敷地に入らぬ様に注意しながら進みます。
明らかに
すぐにそれらしきものが見えてきました。明らかに人工物ですよね。もう少し近づいてみましょう。
あった!
近づいて行くと古墳の入口がパッカリと開いているのが見えてきました。
あ…あったー!!!!
これはなかなかの大物だということがわかりますね。まさか先ほどの墳丘の真裏はこのようなことになっているとは誰が想像したでしょうか。
広い
特に入ってはいけないということではない様でしたので、様子を見ながら中を観察してみましょう。
まずは入口から。すでになかなかの広さであることがわかりますね。全部6世紀後半の石からできた建築物であることを考えると感慨深いですね。入口と部屋がしっかりと造られています。
玄室
入口から奥の玄室を見てみます。小さめの一人部屋の様な広さです。お墓の大きさと考えるととても広いですね。
…。そうなんですよね。昔の人のお墓なんですよね。そこに入っている…。妙な気持ちです。
上部
せっかくなので上部も見てみましょう。
とても細かく石が敷き詰められていますね。この上に土が盛られているわけです。あまりに繊細な造りに感動します。
中に入って思ったのですが、注意書や禁止されていないとはいえ、中へ入るのはリスクがあると感じました。もし中へ入る場合は自己責任、そして遊ばない、ふざけない、触らない、等々を心がけましょう。
古墳を見てみよう!
せっかくなので入口上部もどうぞ。緻密な作業が光っていますね。
いかがでしたでしょうか。この規模で内部まで観察できる古墳は初かも知れません。訪れる際は気をつけて観察してみてくださいね。
店舗名 | 雷鬼の岩屋古墳 |
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住所 | 〒879-0604 大分県豊後高田市美和208 |
内容は2024年04月16日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
Yosaroh
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