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ジモプチトリップ vol.152 江戸時代の案内役 湯屋の辻 の道標【中津市】

公開日:2022年08月20日 (更新日:2024年04月11日)

ライター:Yosaroh

まだまだ様々な見所が満載のNOASエリア。地元だからこそ気軽にフラっと訪れることが出来るプチ名所を紹介していきます。

長年通っている道にも、私たちが気が付かないだけで名所が存在していることも…。今回はなんとあの場所に名所を発見しました。

※ライターは新型コロナウィルス感染症予防に配慮した上で取材しています。

※ソーシャルディスタンスを保ち、感染リスクに配慮しながらお出かけください。

アクセス

ライターがやって来たのはみなさんもよく通るであろうあの場所。国道212号線を中津駅方面から耶馬渓方面へ向かい、万田のスーパー細川とセブンイレブンの交差点を左折して県道663号線(万田四日市線)を道なりに進みます。

左手にハートフル動物病院が見えたら、そちらの交差点向かいに今回の目的地があります。

※交差点周辺に駐車場が見えますが、動物病院の駐車場なので駐車をしないように気をつけてください。

道標

実はこの道標、完全体で復元されたのはごく最近のことなんだそうですよ。

説明板によると、この道標の上半分は1985年頃にこの付近で発見されていたそう。その後、2020年になってから下半分が見つかったそうなのですが、ここに興味深いストーリーがあったんです。現在でもなぜなのか理由は分からないそうなのですが、この下半分が見つかった場所、それは福岡県東峰村の小石原工芸館跡。

マップで確認してみると、東峰村の位置は福岡県の下よりの真ん中辺り。近くには日田市や彦山があります。中津からと考えるとそこそこの距離はありますね。

話は戻り、東峰村の工芸館関係の方から寄贈してもらい、無事にこの道標の下半分は中津市のこの場所に帰ってきたということです。

色んな角度から見てみよう

江戸時代の旅人の道標とあって、見る方向によって案内の字が違っています。

写真のこちらから見ると、

「従是(これより)東宇佐道(うさみち)」

と書かれています。なるほど。こうしてどこに向かえばいいのかを記しているのですね。あとの3面は小倉、玖珠・日田、そして中津への道案内が書かれています。

こちらの道標の立つこの道路はかつての勅使街道であり、主要道路であったのだそうです。この道標が利用されていた江戸時代、この道を人々は歩き、各々の場所へ旅していたのですね。奇跡的に完全に復元することが叶ったこの史跡。彼らと同じものをこの現代に見ている、ということも奇跡と呼べるのではないでしょうか。

店舗名 湯屋の辻の道標
住所
〒871-0022 大分県中津市相原

内容は2024年04月11日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

アバター

Yosaroh

コーヒー、洋楽、美味しいもの…etc…が大好きな多趣味の飽き性。 気になったら気が済むまでとことんのめり込むタイプ。 本人は石橋を叩き割るほどの堅実家のつもりだが、周囲からはおかしな自由人と思われがちなのがちょっぴり悩み。 WEBライティング実務士の資格保有。

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