ジモプチトリップvol.149 大地に囲まれた県指定史跡 カワラガマ遺跡【豊後高田市】
公開日:2022年07月30日 (更新日:2024年04月11日)
ライター:Yosaroh
まだまだ様々な見所が満載のNOASエリア。地元だからこそ気軽にフラっと訪れることが出来るプチ名所を紹介していきます。
一見ただの丘にも見えるその場所は、なんともすごい場所であったのでありました。
※ライターは新型コロナウィルス感染症予防に配慮した上で取材しています。
※ソーシャルディスタンスを保ち、感染リスクに配慮しながらお出かけください。
豊後高田市佐野地区へ
中津市方面から豊後高田安岐線(国道34号線)を道なりに進んでいきます。途中から道が分かりにくくなるので、ナビでの訪問がおすすめです。
到着した先は田に囲まれた自然豊かな場所。獣よけのフェンスと扉があるのでそちらを進んで行きます。
※扉はきちんと閉めましょう。
見渡す限りの田んぼ…ですが、ご覧のように道は綺麗で歩きやすかったですよ。空も綺麗に見えます。
ナビさん助けて!
ここからさらにgoogleマップ頼りで進んで行きます。マップによると、現在地から右手方面に遺跡があるはずなのですが…。道がない…?本当にここであっているのか不安に感じつつも、取りあえず真っ直ぐに進むことに。
この決断が功を奏することになるとは、この時のライターには思いもよらないのでした。
あれは
そろそろ分岐点に差しかかろうか、という時に左手を見てみると…んん?!あれは…説明板ではないでしょうか。
行ってみましょう!!
あった!!!!
説明板らしきもの目掛けて歩いて行くと…ありました!!
一見草村と丘ですが、こちらがカワラガマ遺跡です。豊後高田市のホームページによると、こちらの遺跡は保存のために埋め戻されているそう。しかし、説明板から発掘時の様子を知ることができます。
一部をご紹介
少し見辛いですが、こちらが説明板に記載されていた発掘時の写真の一部です。
瓦窯を焼く施設の跡地としてこれだけのものがこの盛土の下に眠っていることを考えただけでもこの遺跡の素晴らしさが分かりますね。
想像力を掻き立てろ
この写真は遺跡の裏側から撮影したものです。土が盛り上がっているのがよく分かりますね。
実はこのカワラガマ遺跡、県指定にまでになったのは「古いから」だけではないんです。この窯の形状は「平窯」と言って、古代のものでは九州に3例のみの発見で、状態もとても良いのだとか。
そしてこの窯跡は六郷満山文化とも関連があり、1200年前に六郷満山の文化が活発になってきた頃に寺院に瓦を供給していたそうです。逆に近所の寺院からここで造られた瓦が発見されたりもしたのだそうですよ。
一見何もないようにも見えるこのカワラガマ遺跡。少し予習をしてから訪れるとイメージがしやすくもっと楽しめるかもしれません。
意外とすごいこの遺跡、想像力を駆使して楽しんでみてはいかがでしょうか。
店舗名 | カワラガマ遺跡 |
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住所 | 〒879-0612 大分県大分県豊後高田市佐野444 |
内容は2024年04月11日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
Yosaroh
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