ジモプチトリップvol.91 全国で唯一3人の女神が祀られる 三女神社【宇佐市】
公開日:2021年05月22日 (更新日:2024年04月14日)
ライター:Yosaroh
まだまだ様々な見所が満載のNOASエリア。地元だからこそ気軽にフラっと訪れることが出来るプチ名所を紹介していきます。
宇佐市の県道42号線。走行中に何だか気になるな、と思った人も多いのではないのでしょうか。今回ご紹介するのは宇佐市安心院にあります、三女(さんみょう)神社です。
※ライターは新型コロナウィルス感染症予防に配慮した上で取材しています。
※ソーシャルディスタンスを保ち、感染リスクに配慮しながらお出かけください。
神社が!
前回訪れた下市磨崖仏(https://zimosh.com/feature/preview/Yosaroh20210516)。こちらの駐車場から見えるどこかへ通じていそうな階段…。階段の先を見てみると、宇佐市の国道42号線上でよく目にする、「三女神社」の入口が!
目につく場所にあるものの駐車場は見当たらず、ずっと気になっていたライター。辺りをよくよく見てみると、この階段の他に川沿いに坂道がありました。そちらからは道路を渡らずに行けるようですよ。
入り口へ
坂道はちょうどこの案内板の真向かいに出てこられるようにつながっていました。
入り口にある説明板を見てみると、この神社は何と全国で唯一「三女神」の名前を持つ神社であるのだそう!祀られているのは天照大神の娘とされる田心姫命(たごりのひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)、市来島姫命(いちきしまひめのみこと)、そして他十柱神です。
そしてご利益は、子授け、安産、縁結び、開眼、病気平癒、産業振興、家内安全、そして交通安全なんだとか。「隠れた神明の霊地」として関東や関西からの参拝者も多いのだそうですよ。これは期待大!!
最初の鳥居をくぐると
最初の鳥居をくぐり、階段を上ると何やら自然豊かな光景が。一気に違う世界へ来たような雰囲気があります。
穴
不思議な雰囲気の参道を進んでいくと、ポツポツと不思議な穴が見受けられました。
この辺りは昔の横穴式のお墓がたくさん残されているので、こちらももしかするとそうなのでしょうか。
第2、3の鳥居
さらにずんずん進んでいくと2つの鳥居を発見。本殿もかすかに見えてきましたよ。
到着
入り口から徒歩で7分ほど歩いたところで本殿に到着です。
勇ましい顔の阿吽の狛犬がこちらを見つめています。何だか緊張しちゃいます。
正面
こちらが正面の御殿。
隣にあった説明板には
一の御殿には田心姫、二の御殿には湍津姫、三の御殿には市杵嶋姫が祀られているのだそう。
正面のこちらは一の御殿でしょうか。
左側
真ん中の一の御殿と思われる建物から左右に目立つお社がありました。
こちらは向かって左側にあるお社。こちらが二、もしくは三の御殿かな?と思っていたのですが、お社横にあった説明板には「貴船神社」の文字が。
右側
そしてこちらが向かって右側のお社です。
説明板によると、こちらは「英霊社(えいれいしゃ)」。大東亜戦争の犠牲者の鎮魂のためのお社なんだそう。
ん?
きっと三姫が祀られているのは真ん中のお社なのだな、などと考えつつ参拝を終え、振り返ったその時。
ライターの目に飛び込んだのは
「安心院七不思議」
の文字!まさか本当に全部で7つあるのだろうか!ちょっとドラ◯◯◯ールみたいですね。
安心院七不思議
こちらの七不思議は「三柱石(みはしらいし)」。
安心院地区まちづくり協議会のホームページによると、天照大神が
この石が落ちたところに鎮座しなさい。
と、三姫に言って、石をポーンと投げたんだそうです。そして刺さった石がこの三柱石なんだとか。地上に2メートルほど突出しているそうなんですが、天照大神、どれだけ怪力…もしくは巨体なんだろう…。
隣にも
そして三柱石の隣にも「皮篭石(かわごいし)」なるものが!
説明板によると諸説あるようですが、一説では仁聞菩薩がこの岸壁に仏像を刻んだとの伝承もあるようです。
まだあるの?!
そして神社内に入る時には気づきませんでしたが、入り口のちょうど向かいにはまた別の安心院七不思議の伝承が記されていましたよ。
記述を元に考えると、ちょうどこの場所から見える街の中心部に近いところのようですね。
前回と今回でたまたま3つの七不思議に出会えたライター。また残りの4つに出会える日は来るのでしょうか。
店舗名 | 三女神社 |
---|---|
住所 | 〒872-0521 大分県宇佐市安心院町下毛 |
内容は2024年04月14日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
Yosaroh
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