まだまだ様々な見所が満載のNOASエリア。地元だからこそ気軽にフラっと訪れることが出来るプチ名所を紹介していきます。
今回は前回に引き続き、山国町の守実地区でのプチトリップです。この地に偉大なお姫様が眠っているんだとか。花房姫、みなさんはご存知でしょうか。
行き方
山国の212号線を日田方面へ進み、コアやまくにを過ぎてから見えてくる、台湾料理福ちゃん食堂の看板の交差点を左折して道なりに進んでいくと、花房姫の墓への案内板が見えてきます。
気になる注意書きが…
先ほどの案内板から道なりに進んで行くのですが、絶妙に狭い道…。
本当にここに偉大な姫が眠る場所があるのか⁈と思いながら先へ進みます。
すると、案外すぐに発見!したものの、なんだこの注意書きは…。
「この付近はがけ崩れの発生する危険がありますので、十分注意してください。」
なかなかリスキーな場所のようです。十分に注意して進みたいと思います。
気を取り直して
よし、いざ行かん。
始めのいーっぽ!
一歩目は中々趣のある石畳です。これからは階段エリアに入ります。
階段
お分かりいただけるでしょうか?
中々の急勾配の階段です。しかも所々、階段が変な角度になっている所があるのでかなり慎重に進まないとこけてしまいそう…。
御堂
階段を上り切ると現れるのが御堂。
入り口の鳥居には英山社とあったので、神社の本堂がこちらなのでしょうか。
右奥には
右奥に見えるのがこちらの建物。
結構年季が入ってそうですが、大きさ的にも何の為のものなのかはよくわかりませんでした。
神社の敷地もライターがこれまでに見てきたものの中で最小のように思います。
いよいよお墓へ
御堂から左手に行くと、花房姫のお墓が。
案内板による伝説はこう。
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第3代安寧天皇の病が重くなる原因の光が英彦山にある、と占い師が言った。そこで、その地に宮居を造り、堂守(お堂を守る人)を遣わせ座主(寺を統括する最高地位の僧侶)とし、英姫(はなふさひめ)が妻となった。
しかし、夫婦仲が悪かった為、座主夫婦は離婚。英姫は伴と守実に下った後、竜樹山(りゅうじゅさん)に登り、竜樹権現社(りゅうじゅごんげんしゃ)を開いた。
その後、英彦山を盛り立てようとした英姫だったが、力が足らず、ここで英彦山をうらめしげに見て自害した。
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この伝説が、1760年に書かれた竜樹山開基因縁記(りゅうじゅさんかいきいんねんき)という書物に残されているのだそうです。
これは、かなり恐ろしげに感じるのはライターだけでしょうか…。
写真の右側の板状のお墓が花房姫のお墓のようです。伝記では「花房」の名が「英」表記になっているのにもなんらかの事情があるのかもしれませんね。
位の高い姫だからこそ、悲願を達成できなかったことはこの上なくうらめしかったのかもしれません。
色々興味もひかれますが、伝記を知ってしまった後ではこの静かな雰囲気も違ったものに感じられます…。
静かにお墓にもお参りをし、その場を去ったライターでした。
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内容は2024年04月18日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
Yosaroh
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