まだまだ様々な見所が満載のNOASエリア。地元だからこそ気軽にフラっと訪れることが出来るプチ名所を紹介していきます。
今回ライターが向かったのは豊前市。千束(ちづか)小学校のグラウンド裏手に城跡があると聞いて行ってきました!
※ライターは新型コロナウィルス感染症予防に配慮した上で取材しています。
※ソーシャルディスタンスを保ち、感染リスクに配慮しながらお出かけください。
グラウンドの端を目指す
豊前市立千束小学校の正門前の道を真っ直ぐ進み、グラウンドの端の方へ向かいます。
ちょうど曲がり角くらいのところで車を停められそうな一本道があったのでこちらに駐車させてもらうことに。車は通れるようですが、普段車が行き来する道路は隣に別であるので、城跡の敷地内になるのでしょうか。
※駐車する際は近隣の方の迷惑にならないように端に停めましょう。
早速!
真っ直ぐ奥へ進んで行くと、立派な石垣を発見!
これは…城壁で間違いないのでは?
広大な敷地
石垣沿いに進んで行くと、すぐに入り口となる階段を発見しました。
敷地内に入るとすぐに、説明板を見つけることができました。どうやら今は千束八幡神社(ちづかはちまんじんじゃ)となっているようです。説明板によると、こちらの神社とその周辺が城跡となっているそうです。
当主は小倉小笠原藩主の分家である小笠原貞正(さだまさ)。元々は小倉城下に住んでいたんだそうです。貞正は小笠原藩が長州藩との戦いに敗れた後、田川に逃れ、最終的にこの地にやってきて明治3年にこの旭城を建設したのだとか。
しかし、明治新政府により、明治4年に発令された廃藩置県によって城は廃城となった、とのことです。この旭城は全国で最後に建設されたんだそうです。
…短命すぎる!わずか建設後1年ですよ?築1年って新築の域ですよね?
現代に置き換えてみましょう。
新築の夢のマイホームを建てて1年。地域にも住み慣れてきてまだまだ綺麗なマイホーム。ある日、マイホーム禁止令が発令された。容赦なく没収され目の前で崩れていくマイホーム…。
…泣き崩れるでしょ?!気の毒としか言いようがありませんね。
石垣
現在でもこの切ない想い出を秘めた城の痕跡が残っているそうで、それが石垣なんだそう。ということで改めて石垣を見てみましょう。
なんとこの石垣、その昔、この辺りに古墳がたくさんあったことから、古墳の石を使用して作られているそうなんです。
短命なところにも驚きですが、古墳の石を使っているのもすごい…。古墳といえば墓…。墓荒らしとして祟られたのでは…、なんて一瞬思ってしまったのはライターだけではないはず…。
しかし、昔の人は現代のような技術がないにも関わらず、こんな立派な石垣を残しているのがすごいですよね。ところでこちらの旭城ですが、別名「千束陣屋跡」とも呼ばれているようですよ。
全国で最後に建設された城。一度その最後の息吹を感じに訪れてみては。
あなたが知っている地元のプチトリップスポットを募集しています。件名に「プチトリップ」と入れてyosaroh.zimosh@gmail.comまで詳細をお寄せください。
店舗名 | 旭城(千束城)跡 |
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住所 | 〒828-0053 福岡県豊前市千束 |
内容は2024年04月15日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
Yosaroh
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