月に1度開催される、ジモッシュ!webライター特集企画。
9月は文化の秋と題して、ライターおすすめの映画を勝手にまとめてみました。各ライターが皆さまに是非見ていただきたい！というお気に入りの映画を厳選してお届けします。

メジャーなものから初耳なものまで個性溢れる内容に仕上がっています（笑）

（ライター：みんな）

エイミー（1997年/オーストラリア）／Yosaroh

アラーナ・ディ・ローマ演じる少女、エイミー。彼女はロックミュージシャンである父親を亡くしてから耳が聞こえなくなってしまいます。

エイミー母娘が引っ越した通りはお世辞にも治安がいいとは言えない場所。しかし、ある隣人をきっかけにエイミーに変化が。

この映画の最も注目すべき所は幼いアラーナの表現豊かな歌唱力の高さ。90年代の劇中歌もどこか懐かしさがあるものの未だ色褪せない魅力でストーリーに引き込んでくれます。

人々の温かさに最後は感動して泣いてしまう素敵な一作です。

姉妹の絆が困難に打ち勝つ『アナと雪の女王』（2013年/アメリカ）／ミセス・あん

この映画は、アナとエルサという2人の姉妹が、窮地に立たされた自分の国や、こじれてしまった姉妹の仲を取り戻そうと奮闘する冒険ファンタジーです。
ディズニー映画といえば、お姫様に王子様、お城で踊るなんてものが鉄板でした。しかし『アナと雪の女王』はその常識を覆し、新たなディズニー・お姫様観を示してくれた、と深読みしています。
そして、ファンに嬉しい続編がこの秋公開です。続編では、雪の女王と称されるエルサにどうして不思議な力が宿ってしまったのか、その謎が解き明かされるようです。アナとエルサはどんな勇気を見せてくれるのでしょう。全世界同時公開の『アナと雪の女王２』は11月22日（金）公開です。早く来い、来い～♪11月22日～♪

天気の子（2019年/日本）／YURIA

イベント事など出歩き好きのYURIAです。
一番最近見た映画、新海誠監督の「天気の子」をご紹介します！
皆さんご存知、昨年大ヒットした「君の名は。」を手がけた新海監督の最新作映画。
音楽もRADWIMPSとタッグを組んでおり、前作と似ているのかな？と思ったのですが…今回も期待通りとても面白かったです！

新海監督の手がける映像美、物語のスケールの大きさ、音楽の美しさ。
大きなテーマとして「大事な人を取り戻す」という部分は前作と同じテーマですが、近年の異常気象で注目される「天気」をモチーフに選ばれていること、天気で人々の「心」を動かすという誰しもが感じたことのある感動を描いていることで、感情移入しやすい作品になっていると感じました。

オプションとして、遊び心を忘れないところも、私が新海監督の作品が好きなところです。
毎回と言って良いほど、前作の登場人物が作品中に出演します！
今回も期待通り、「君の名は。」の主人公である瀧くんと三葉も登場していました！
脇役のテッシー・さやちゃん・四葉ちゃんは気づかなかったな〜、残念。。
ぜひこちらの目線でも注目してみてご覧ください。
YURIAでした。^^

ワイルド・スピード SKY MISSION（2015年/アメリカ）／HARA-chan

実は私、毎日運転しても飽きないくらいの車好きです（笑）
道中にカッコいいスポーツカーを見るとテンションが上がってしまいますね～
そんな私が皆さんにお勧めする映画はコチラ↓

『ワイルド・スピード SKY MISSION』

カーアクション映画で、2001年に第1作目となる「ワイルド・スピード」が公開。2019年の8月には最新作「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」が公開されましたよね。今回紹介するのは全9作品中7番目に公開されたものなんですが、これはキャストにとっても感慨深い作品なんです。

実は映画の撮影中に、ドミニクの相棒ブライアン・オコナー役を演じたポール・ウォーカーさんが不慮の事故で亡くなり、本作品がポールさんの遺作になりました。残りのシーンは彼の実弟が引き継いだので、作品の途中からは弟さんが出演しています。本作品のエンディングに流れる「See You Agein」という歌は、亡きポールさんのために作られた曲なのだそうです。歌詞の和訳を見ると思わず涙が…。

この映画に携わった方々の、ポールさんに対する気持ちがジーンと感じられる作品です。

ジャイアントピーチ（1996）／与太郎

オススメの映画は？と聞かれたらこれ！と決めている一本です。
ロアルド・ダールの童話『おばけ桃の冒険』の映画化作品。ナイトメアービフォアクリスマスのヘンリー・セリックが監督していると言ったらテイストが伝わりやすいでしょうか。
主人公ジェームスは不慮の事故で両親を亡くしており、いじわるなおばさんにひきとられて暮らしています。ふとしたことがきっかけでシンデレラのように魔法がかかるのですが、魔法がかかった時の表現にきっと驚きますよ〜！

そうそう監督つながりで「ナイトメアビフォアクリスマス」からカメオ出演しているキャラもいるんですよ。探してみてね。
大きな桃に乗り、巨大な虫たちと夢を叶えにニューヨークに旅をする。天涯孤独で何も持たない少年が、ただただ幸せになるだけのお話に心癒される人も多いはず。

何故！？と思われそうですが、個人的にてんとう虫さんが巨大サメロボットを叩き落とすシーンは涙なしでは見れません。ミュージカル調なのですが、歌もとっても覚えやすい！吹替版で見るのをお勧めします！

うる星やつら 完結篇 【劇場版】（1988年/日本）／YUMINEe

YUMINEeがオススメする映画は♪
【うる星やつら 完結篇】です。

大人気アニメ「うる星やつら」
私は熱烈な「うる星やつら」…ラムちゃんファンです♪♪
この映画は、ラムちゃんの魅力全開で、そして…本気で泣けます！！

公開は1988年2月6日
公開してから30年以上経つ作品ですが古さを感じない…名作です。
「うる星やつら」といえば、「鬼ごっこ」から物語が始まったこと、皆さんもご存知ですよね？！
この映画は「鬼ごっこ」で終わります。
「鬼ごっこ」で始まり「鬼ごっこ」で終わるという…

原作の漫画は、キュートな宇宙人のラムちゃん、そして女性好きな高校生 あたる、
そんな あたるを大好きなラムちゃん、イヤだイヤだと言いながらやっぱりラムちゃんを想う あたる。アニメでは毎回二人の周りで起こる奇想天外な物語を描いています。

この映画では、突然ラムの前に曾祖父が決めたという婚約者ルパが現れ、
もちろん拒むラムちゃんでしたが、
ラムはルパに連れ去られてしまいます。

あたるはラムを救出する為に、
ルパの星に向かいましたが、誤解からラムと あたるは大ゲンカをしてしまい…

それから地球に戻っても素直になれない二人が、初めて出会った日と同じ鬼ごっこである決着をつけようということになる…

まさに、作詞 高橋留美子ワールド全開作品です！！！
この映画では、男心、女心が現れてるなって感じました♪
女心は…女性は、私は？やはり「言葉がほしい」
でも男心は…男性は、「言葉じゃない、態度で示す」

漫画や他の劇場版では、浮気者の あたるに毎回ヤキモキしていましたが、この映画の あたるは…
一番「男を見た」感じです(*’ω’*)
あたるの最後のセリフに、何度繰り返して観ても涙しちゃいます。

劇的なケンカと劇的な仲直りという、
「うる星やつら」らしさ、現れた映画ではないでしょうか？！
そして「完結篇」と名打つのに相応しい終わり方…
途中はヤキモキ、もどかしい気持ちにもなっちゃいますが、
観終わる頃は絶対微笑ましい気持ちになってると思います♪

ぜひぜひ、YUMINEeオススメ映画
【うる星やつら 完結篇】

ぜひ、観て欲しいっちゃっ( ´ ▽ ` )

トレマーズ（1990年/アメリカ）／バンビ

監督ロン・アンダーウッド、主演ケビン・ベーコンで公開されたこちらの映画。B級映画の傑作と名高く、その後シリーズ化されて大ヒットを飛ばしています。住民10人足らずの片田舎「パーフェクションシティ」を舞台に繰り広げられるモンスターパニックものですが、見たことのない地中生物が足元からガバッと襲い掛かってくるアイデアは、まるで「陸のジョーズ」そのもの。クスッと笑えるシーンも多く、家族で見るのも◎。最後のヒーロー&ヒロインのエンディングシーンは必見です！

舟を編む（2013年/日本）／スタッフN

文化の秋かつ、読書の秋でもあるこの季節。映画で活字の大切さにも触れることのできる作品としておすすめなのが『舟を編む』（原作・三浦しをん）です。

あらすじは、松田龍平さん演じる主人公・馬締光也（まじめみつや）が辞書編集部にスカウトされ、辞書「大渡海」を完成させるまで、個性豊かな編集者達と共にその制作に携わるというお話です。

主人公の馬締はその苗字の通り真面目すぎるくらい真面目な青年で、さらには下宿先の部屋を本で埋め尽くす程の読書家でもあります。作中では読書や彼の経歴、言語学専攻である強みを発揮し辞書作りに没頭していきます。

単語一つ取ってもその意味合いは様々で、それを言葉で表現する事はとても難しい事です。それを辞書という形にするまでの登場人物たちが掛けるまっすぐな想いと、心が繊細に揺れ動くさま。静かな作品のようでいて、どこを切り取っても「熱い」作品だと思います。

あなたは「右」の意味を問われた時に、なんと答えますか？

答えは映画の中で、原作も要チェックです！