
【豊後高田市】天念寺グルメ「鬼の目そば」を味わい12月の紅葉に癒やされた小さなカメラ旅
公開日:2024年12月22日 (更新日:2024年12月19日)
ライター:ぶぜんノート
秋になっても厳しい暑さが続いたせいか、2024年は紅葉の時期が遅くなった場所も多いと聞きます。
エリアによっては紅葉があまり見られなかったとも。
そんな折、12月上旬の豊後高田市にある天念寺エリアでしっとりとした紅葉の景色、その土地ならではの美味しい手作り蕎麦を味わうことができました。
この記事では、豊後高田市「天念寺」エリアの景色とご当地グルメ「豊後高田そば」の隠れた名店をお伝えします!
ナビの目的地は「鬼会の里歴史資料館」

まずはお腹を満たすために食堂で「豊後高田そば」をいただく
鬼会の里歴史資料館の中には「豊後高田そば認定店」である食堂があります。
豊後高田といえば蕎麦ですが、「豊後高田そば認定店」になるには、一定以上の技量を必要とし、提供面でも挽きたて・打ちたて・茹でたての「3たて」を守る必要があるとのことです。
そのおかげで各認定店では、本格的な「豊後高田そば」を味わうことができます。

せっかくなので鬼会の里オリジナルメニューの「鬼の目そば」を注文しました。
上品な出汁と、気持ち太めの歯ごたえがある蕎麦の組み合わせが美味しく、トッピングの具材も瑞々しく、素材そのものの味がしっかり感じられました。
おそらく鬼の目を表す焼き餅が2つ入っているのでボリュームも十分でした。
餅といえば、この食堂では修正鬼会の時に僧侶が食べる「鬼の目覚まし餅」が食べられるそうです。
「鬼の目覚まし餅」とは辛い味噌が塗ってある焼餅で、長い勤行で僧侶が眠くならないように、法会の合間に出されるのだと、Webサイト「日本遺産 鬼が仏になった里『くにさき』」で紹介されていました。

同行者が頼んだごぼう天そばの横にはカボス。
「よろしければ途中でカボスをしぼって味を変えられてください」と食堂の方。
アドバイスどおり、途中でカボスをしぼって食べてみました。
カボスそばも美味しく、二度味が楽しめました。
お腹を満たした後は紅葉を眺めながらの散歩
鬼会の里のすぐ近くには、国指定重要無形民俗文化財「修正鬼会」が行われているという三つの寺院のひとつ、天念寺があります。(他の2つは岩戸寺・成仏寺)
豊後高田市公式観光サイトによれば、天念寺はかつて本堂・庫裡・講堂・六所権現社(現:身濯神社)などの建物から構成されていたそうですが、本堂と庫裡は昭和16年10月1日の集中豪雨で流出してしまい、現在は講堂と六所権現が残る形となっているそうです。



歴史を感じる佇まいです。


天念寺の前を流れる長岩屋川の川の中には「川中不動」といわれる磨崖仏もあります。
古くから長岩屋川の水害に悩まされていた天念寺、その水害除けに刻まれたものと伝えられています。



資料館も面白い…貴重な仏像、「修正鬼会」の映像、修験者たちが見た高所の景色を疑似体験できるVR

鬼会の里歴史資料館では、水害や様々な危機を残り超えて現存する貴重な仏像、「修正鬼会」の映像を見ることがきますし、天念寺耶馬上部の岩場の間にかかる無明橋付近に実際に立っているかのような疑似体験ができるVRも利用可能。
VRはかなりスリルはありますが、落ちることはないため安心です。
おわりに
以上、普段の生活では見ることがない国東半島らしい景色と、いつもより遅い時期の紅葉を楽しみ、豊後高田グルメを味わえた小さな旅でした。
ノースエリアにはこのように素敵なスポットが他にもありますので、また巡った後はお伝えしていきたいと思います!
豊後高田市内の別のおすすめスポット▼
内容は2024年12月19日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

ぶぜんノート
2021年春に北九州市から豊前市に移住したフォトライターです。
移住前からNOASエリアの歴史のファン。
美味しいごはんと日本酒と温泉が好きです。
歴史写真まとめサイト
https://www.toyonokuniato.com
移住日記
https://note.com/buzen_note
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。