ジモプチトリップvol.206 豊後高田市夷エリア 六所権現磨崖像と兄弟割石【豊後高田市】
公開日:2024年02月10日 (更新日:2024年04月13日)
ライター:Yosaroh
まだまだ様々な見所が満載のNOASエリア。地元だからこそ気軽にフラっと訪れることが出来るプチ名所を紹介していきます。
今回ライターが向かったのは豊後高田市夷(えびす)エリア。こちらでは2つの名所が見られる場所があるのだとか。
夷エリアへ
国道213号線を豊後高田市の海岸沿いに国東方面へ進みます。ホームセンターセブン香々地店を過ぎて最初の交差点を右折し県道653号線へ進みます。
そのまま道なりに進むと右側に六所神社、左手川沿いに兄弟岩の逸話が書かれた説明板があります。スポットから手前には写真の様な橋と石碑があるので、こちらも目印になります。
まずは…
まずは磨崖仏を見に行ってみましょう。六所神社の鳥居を抜けてからすぐ右手に進みます。すると目的の磨崖仏はすぐそこにあります。
こちらの磨崖仏は市指定有形文化財に指定されています。
六所権現磨崖像
近付いてみると3体の僧侶らしき像が彫られていますね。
豊後高田市のホームページにある、「第9回郷土の文化財探訪バスツアー 豊後高田の“知られざる“磨崖仏巡り」によると、こちらの像は仁聞菩薩とされているのだとか。そして、一見僧侶のように見える左右の像ですが、こちらは男女の像、または地蔵菩薩と考えられているそうです。
昔ばなし
次に神社鳥居から道を挟んで向かいにある、こちらの説明板へ向かいましょう。
こちらの説明板では兄弟割石についての昔ばなしを知ることができます。
夷エリアには東と西にそれぞれ真ん中に割れ目の入った巨石(割石)があり、こちらで見られるのはそのうちのひとつ、東夷の割石のようですね。
説明板によると、この割石が“兄弟“割石と呼ばれているのはどちらにも似た洞窟が続いているためなのだそう。また、このせいで人も他の生き物も道に迷いやすく出口を見失ってしまうのだとか…。少しぞくっとする話ですね。亡くなった方も少なくはなかったのでしょうか。今でも割石の側には死者のためのお墓があるそうです。
東夷の兄弟割石
説明板の場所から川を挟んで向かいの場所にやってきました。ちょうど道路沿いにあるこちらの巨石にはしめ縄、そして真ん中には割れ目がありますね。
巨石上部には弔いの宝塔らしきものも見えます。
隙間
近くで見てみると思ったよりも隙間は狭めな気がします。角度を変えて見てみると人が中に入ったり通ったりというよりも若干挟まるかどうか、といった様な幅です。
もう一度昔ばなしを確認してみましょう。「割石に似たような洞窟が続いており、人もけものも一度足を踏み入れたら出口がわからなくなるのです。」とあります。
つまり、割石の中に入れる、ということです。
トワイライトゾーンなのか
もう一度、少し離れた場所から割れ目を見てみましょう。
現在見る限りでは中に入るのは難しそうですね。もしかするとトワイライトゾーンなのかもしれません…。
いかがでしたでしょうか。昔ばなしと照らし合わせて実際に目で見てみる。リアルと逸話の境目を体感できますよ。貴重な磨崖仏とセットで是非一度訪れてみてくださいね。
店舗名 | 六所権現磨崖像、東夷兄弟割石 |
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住所 | 大分県豊後高田市夷1028 |
内容は2024年04月13日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
Yosaroh
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