まだまだ様々な見所が満載のNOASエリア。地元だからこそ気軽にフラっと訪れることが出来るプチ名所を紹介していきます。
前回ご紹介した、凶首塚(きょうしゅづか)古墳。こちらの伝説にて隼人討伐に活躍したとされる傀儡(くぐつ)ですが、今も尚、傀儡による「傀儡の舞と相撲」が伝統的に残っているのだとか。
その伝統が残る神社とは?一体どんな場所なのでしょうか。今回は隼人討伐に参加したとされる神社の内のひとつ、中津市にある古要神社に訪れてみました。
※ライターは新型コロナウィルス感染症予防に配慮した上で取材しています。
※ソーシャルディスタンスを保ち、感染リスクに配慮しながらお出かけください。
アクセス
まず、10号線を中津から宇佐方面へ進み、ファミリーマートのある三保入口の交差点を山手に進みます。
そこから真っ直ぐ道なりに進んでいくと、古要神社の看板を見つけることができます。
看板の場所から少し進むと洞ノ上(ほきのうえ)のバス停があり、そちら付近から集落に入ることができる道を左手に見つけることができます。
ここからは目印らしい目印がないので、心配な方はgoogleのナビで行くのが確実です。
神社の前には遊具のある地域の集会所がありますが、駐車可なのかは不明な為、神社入り口前の路肩に駐車した方が安心です。2台程駐車できるスペースがあります。
御神木と石?
普段は無人のこちらの神社ですが、氏子の方々が丁寧に管理されているようで、とても綺麗です。
入り口の看板には「国指定重要有形無形文化財」の文字が。
その看板の隣にはには御神木と思われるしめ縄付きの大木と、なにやら意味がありそうな石がありました。
気になって調べてみると、この石は※道祖神(どうそしん)として祀られているのだそう。
※道祖神・・・村の守り神であり、道案内や交通安全の神様などと言われている。
お手水鉢
ライターが神社に行って毎回注目してしまうのがお手水鉢(おちょうず)。それぞれの神社の個性が出ていて面白いですよね。
神社入り口から右手にあったこちらの神社のお手水鉢は丸みのある形が印象的です。
そしてその横には謎の石が。井戸に蓋をされたようにも見えますし、巨大な硯の形をした方の石は足でも洗えそうにも見えますね。残念ながらこちらに関しては説明板などはなかったので正体を知ることは出来ませんでした。
本殿
1番奥には本殿が。
狛犬といえば、神社入り口にあるイメージですが、こちらの狛犬は本殿前に鎮座しているスタイル。あまり見ない配置なのではないでしょうか。
こちらは?
そして本殿前にあったこちらの建物。とても厳重な雰囲気ですね。
中は…
近づいて中を覗いてみました。
外側は幣(ひい。写真手前の白い紙が付いた棒)もあり、神聖な場所として扱われていることが窺(うかが)えますね。
憶測ばかりで申し訳ないですが、あの貴重な傀儡や衣装を干すこともあるそうなので、そのためなのでしょうか。それとも別の意味があるのでしょうか。
どちらにしろ、他の神社ではあまり見ない建物ですね。
舞殿
そして1番手前にあったのが舞殿。
こちらの神社では今でも3年に1度、10月2日が傀儡舞と相撲の奉納日なんだそうです。
本来であれば今年の10月に奉納予定であったそうなのですが、中津市のホームページによると、コロナの影響で残念ながら今年の奉納は中止ということでした。次回見られるのは3年後、2023年の10月の第2日曜日とのことです。
傀儡舞と相撲と聞いてあまりピンとこない方もいるかもしれませんが、説明板によるとすごい文化財なんです。
なんと隼人討伐に参加したこちらを含む神社2社の傀儡舞と相撲は、日本最古の人形操りと言われていて、日本における人形芝居のルーツであるんだそう!同じNOASエリア住民として誇らしい気持ち、嬉しい気持ちになりますね。次回の傀儡舞と相撲は要チェックです!
1度、貴重な傀儡のルーツを見に行ってみてはいかがでしょうか。
あなたが知っている地元のプチトリップスポットを募集しています。件名に「プチトリップ」と入れてyosaroh.zimosh@gmail.comまで詳細をお寄せください。
店舗名 | 古要神社 |
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住所 | 〒879-0111 大分県中津市伊藤田洞ノ上 |
内容は2024年04月16日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
Yosaroh
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