まだまだ様々な見所が満載のNOASエリア。地元だからこそ気軽にフラっと訪れることが出来るプチ名所を紹介していきます。
何やら宇佐に凶首塚(きょうしゅづか)古墳なる、それはそれは恐ろしげな名前の古墳があることを聞きつけたライター。とにかく名前が不吉極まりない…。意を決して行ってきました!
※ライターは新型コロナウィルス感染症予防に配慮した上で取材しています。
※ソーシャルディスタンスを保ち、感染リスクに配慮しながらお出かけください。
ナビの果て
今回もgoogle先輩にナビをしてもらい、目的地に向かうことにしたライター。しかし!今回はgoogle先輩もあまり頼りにはならなかった…。
着いた先は田んぼと民家に囲まれた集落ど真ん中。一体どうしたものか…取り敢えず道の突き当たりで工事をしていたので、聞いてみると、確かにこの近辺に遺跡らしきものがあるとか。
取り敢えず、聞いた先へ向かうと、写真の場所に駐車場を発見しました。
※取材時は工事中でした。工事車両の出入りがあるので、駐車の際は工事車両への配慮をしましょう。
改めて周囲を見回すと…ふむふむ…10号線を中津方面から来て、南宇佐の交差点を右。これが1番アクセスしやすいかと思います。
化粧井戸
駐車場の横には見るからに何か言われがあるような井戸が3つ並んでいました。
説明板曰く、「化粧井戸」とのことです。説明板によると、NOASエリア内である、中津市の古要(こよう)神社、吉富町の古表(こひょう)神社の傀儡(くぐつ)に隼人が見惚れている間に隼人を成敗した、という伝説があるのだそう。そして、隼人の霊を慰める為に始まった放生会の儀式に参加する傀儡をこの井戸で洗ったのだとか。
傀儡、って響きが怖いですが、要は人形のことで、隼人が見惚れたのはこの傀儡たちによる人形舞のことのようです。今でも数年に一度は各神社で行われているらしいので、見てみたいですね。
中を見てみた
少し怖いですが、中を覗いてみました。
思ったより随分浅い…。3つともこのくらいの深さで底が見える深さ。下手したら普通に立って頭が見えるくらいの深さではないでしょうか。ライターは目算が怪しいので正確な深さは断定できませんが、つまりはそのくらい浅いということです。
古墳はどこ?
しかし、これは目的の古墳ではない…。隼人というワード。凶首塚古墳の伝説ではこの隼人という人物の首が埋葬されているというので、共通点はあるようです。
ライターが頭を悩ませていると、工事の方が、
「別の遺跡が反対側にあるよ。」
と教えてくださいました。そちらの方へ行ってみると…おおっ!入口発見!
ここから少し先にある案内板によると、伝説では隼人の首が埋まる場所、ですが、実際は時代がずれた、隼人の時代よりももっと古い横穴式石室ということです。
一体どんな見た目なのでしょうか。
あった!
先ほどの入口からほどなくして、田んぼの端に発見!
明らかに異質…。明らかに古墳…。
凶首塚古墳
こちらが凶首塚古墳。
実際は横穴式石室との事ですが、剥き出し状態で見る機会はあまりないのではないでしょうか。
伝説のせいか不気味に見えてしまいます。
なぜ
そして何故かミニチュアの鳥居が。
正式なものなのか、誰かが置いたのかは謎です。
百体社
更に、古墳からほど近くにあるのが百体社。説明板によると、こちらには隼人の霊が祀られているのだとか。
絶景かな!
神社を出て、ふと先に目をやると、宇佐神宮の鳥居が!ちょうど西参道方面とのこと。
こちらの通りはかつて天皇から派遣された勅使が使っていた「勅使道」なんだそうですよ。
ライターはNOASエリアに住んでいながらこのような場所を知りませんでした。景色も街並みも美しく、まるで京のようですね。訪れた際は是非この景色も楽しんでくださいね。
あなたが知っている地元のプチトリップスポットを募集しています。件名に「プチトリップ」と入れてyosaroh.zimosh@gmail.comまで詳細をお寄せください。
店舗名 | 凶首塚古墳(きょうしゅづかこふん) |
---|---|
住所 | 〒872-0103 大分県宇佐市北宇佐 |
内容は2024年04月16日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
Yosaroh
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。