今月は「糖質制限によって卵子の老化は防げるのか?」をテーマとします。糖質制限はダイエットに効果的だというのは良く知られていると思いますが、老化を防ぐ意味でも重要なんです。そこでさらに今回は、卵子の老化を防ぐ上でも有効かどうかについて見ていきましょう!
糖質制限が、不妊症にも有効!?
私たちの体は、糖質を多く含む食品を食べると、血糖値が急激に上がり、体に脂肪を溜め込む仕組みになっています。そうです!食事を選ぶ上で避けるべきは脂肪・脂質ではなく、 糖質だったんですね!
では、血糖のコントロールや体重減少には有効な糖質制限が、不妊症にも有効か・・・?これについては、ずっとわからずにいました。この問いに答えてくれたのが、ウィメンズクリニック神野の神野正雄先生の研究です。研究の内容について詳しくご紹介していきますね!
「糖化」について
最近「糖化」について、雑誌の美容特集やテレビの健康番組などでも取り上げられることが増えました。「糖化」をわかりやすく言い換えれば、「体のコゲ」です。体内でたんぱく質と余分な糖が結合すると、たんぱく質は変性・劣化します。そして強い毒性を持ったAGE (終末糖化産物)となり、蓄積すると老化の原因物質となります。
AGEは全身のあらゆる場所に蓄積し、老化を進行させてしまいます。体のあちこちに「コゲ」ができていると考えるとわかりやすいかも!シミ、シワ、たるみなどの肌の変化もそうですが、それだけではありません。AGEの蓄積場所によっては、認知症・脳梗塞・心筋梗塞などの脳血管障害、白内障、骨粗しょう症などさまざまな病気の温床になります。
「AGEと不妊」について
本題である卵子も例外ではないのだとか!AGEが蓄積している患者さんほど、体外受精や顕微授精の成績が悪い…神野先生はAGEと卵巣機能障害との相関関係を研究されました。そして、AGEが卵巣機能や体外受精の治療成績と関連することを、世界に先駆けて論文で示されました。その結果、AGEのレベルが高い患者さんほど、卵胞の発育や受精、胚発育が不良だということがわかったそうなんです。
AGEが蓄積していない患者さんでは、30代後半まで卵が十分に採れます。ただ一般的に、40代になると卵の数は減りはじめます。しかし、AGEが蓄積している患者さんではもっと早く、30代半ばから急激に採卵できる数が減ってくるというのです!
妊娠率に、その結果はさらに顕著にあらわれます。AGEが蓄積している人では、すでに30代前半から著しく妊娠率が低下します。つまり、AGEが卵巣、卵子の老化のスピードを早めてしまう証拠であると、神野先生は結論づけています。
お気軽にご相談ください。
このように、実際に「糖質制限で卵子の老化を防ぐ」ということが研究結果として出ているんですね。妊活中の方は、ぜひ参考にされてみてください!当店では、専門のスタッフがお客様一人ひとり親身に対応いたします。不妊のお悩み、健康に関するお悩みやご相談、お気軽にお寄せください。皆様の健康をサポートいたします!
店舗名 | 漢方子宝相談 山口薬品 |
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内容は2024年07月23日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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