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地元飲食業界の今  part2 宇佐市編

公開日:2021年01月20日 (更新日:2024年04月15日)

ライター:ジモッシュ編集部

MICHIROCKインタビュー

感染者の増加、都心部での緊急事態宣言、国の補助制度の一時停止など逆風の吹き荒ぶ飲食業界。NOASエリア(宇佐市)の現状を宇佐市飲食業組合 組合長 大隈 厚志さんにMICHIROCKが話を聞いた。

1.からあげ専門店や鶏肉の卸業者の現在の状況を教えて下さい。

大手飲食チェーンが、からあげ専門店に参入して来て、全国的にかなり競争が厳しくなるとおもいます。さらにコロナ禍において、イベントや催事での出店販売の売り上げが0に等しくなり厳しい状況です。伴って卸業者の皆さんも煽りを受けています。

2.GoToトラベルの一時停止やGoToイートの新規発行一時停止の影響はでていますか?

先ず、GoToトラベルに関してですが、特に週末は県外からお越しのお客様が、NOASエリアのからあげを味比べ、食べ比べという形で沢山の店舗を回って頂いていました。が、現在はほとんどいらっしゃいませんね。

GoToイートですが、現在店の売り上げの3割は、地元のクーポン券や大分県が発行した商品券を利用して頂いています。

3.飲食店利用者は年末年始に変化がありましたか?

飲食店は12月、1月というのは年間でも1番売り上げが良い月なのですが、忘年会、新年会がほぼ壊滅的で、例年に比べかなり売り上げが落ち込み、非常に厳しい状況です。

からあげ店も、年末年始の帰省者が減った影響で売り上げは減っています。

 

4.2021年、コロナ禍が継続した場合、飲食業界はどのような状況になりますか。

やはり、廃業する店舗も出てくるでしょう。GoToや持続化給付金などで、なんとかここまでやってこれた店舗も、例年なら売上の見込める春の歓送迎会のシーズンもこのままの状況が続けば、確実に厳しい経営のお店も増えてきます。なので今、飲食業組合一同にして頑張っていかないといけないと思っています。

5.自治体・国に求める事

もちろん感染拡大防止に大切なことですが、安易に、「旅行を控えて欲しい」「外食を控えて欲しい」とアナウンスするのではなく、それに対するフォローもして欲しいです。

安心安全にお客様に来て頂くためのアナウンスももっと必要な気がします。

補助金などの制度も大事、組合としてもうまく利用できるように話をしていきたいです。

6.飲食業界の今後は、どのように変わっていけば良いでしょうか。

非常に厳しい状況で飲食業界全体が暗いムードなんですが、ピンチがチャンス。飲食業のプロフェッショナルとして誇りの詰まったテイクアウトやデリバリーのメニューを開発したり、サービスのクオリティや単価を上げ貸切の営業形態にしたり、今までどおりではなく、この状況下だからこそ、変化を恐れず、苦労を惜しまず、コロナが過ぎてもそれが、それぞれのお店のとなるような新しい商品を産み出せればいいなと思っています。

MICHIROCKまとめ

私の地元、大分県宇佐市四日市。

クリスマス、お正月にからあげ専門店に家族の為の行列ができる。

年末年始に懐かしい顔が、揃って赤らみ、居酒屋やスナック、カラオケ店に集い笑う。

春には歓送迎会で緊張したスーツが、そしてゆるんだ涙腺が夜桜を咲かす。

今、あたりまえの季節が来ない。

全国、誰の地元もそうなのだ。。

MICHIROCK

内容は2024年04月15日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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ジモッシュ編集部

地元が嫌いとか好きとかじゃなく地元にしか興味がありません! 噂を聞きつければ現地に足を運び、文字通り「地元をダッシュ」して情報発信中。 思い立ったら即行動!普段から目を皿にして特ダネをさがしています。

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