これまで30年以上に渡り魚釣りをしてきた中で、春夏秋冬それぞれの時期が旬の美味い魚を釣って食べてきました。
色んな地方に釣りに行って、その土地でしか味わえない魚や料理など数え切れないほどの魚を食してきた中で、地元の大分で食べることができる冬が旬の魚たちをご紹介したいと思います。
冬はやっぱりブリ!
大分のお正月といえば欠かせないのがブリ。
出世魚と言われる魚で、モジャコ→ヤズ→ハマチ→ブリと大きくなるにつれて呼び方が変わってきます。
人間社会で言うと、平社員→係長→課長→部長と言ったところでしょうか。
なんにしても、縁起がよくて美味しいという事で大分の家庭では正月にブリを食べるのはごく当たり前になっています。
昨今は養殖技術も進み、かぼすブリやみかんブリなども市場に出回るようになっていますが、何と言ってもおすすめはかぼすブリ。
青物の匂いもなく、ほのかにかぼすの香りもして抜群に美味しいですよ。
一昔前は「夏は養殖冬は天然」と言われていましたが、近年では冬でも養殖ブリの方が脂がノッて美味いです。
是非、刺し身やブリしゃぶ、ぶり大根などで味わって見て下さい。
脂ノリノリのグレ
冬に産卵を迎える魚たちにとっては、徐々に水温が下がり出す11月か1月にかけては産卵前に栄養を蓄えようと活発にエサを食べす時期になります。
私達釣り人は魚の活性が上がりだすこの時期に磯や波止などに出向き、寒さもなんのそので魚とのやり取りを楽しみます。
そして、エサをたっぷりと食べ丸々と肥えた魚を必要な分だけ持ち帰り美味しくいただきます。
12月から2月ごろまでに美味い魚はたくさんありますが、まずは私が狙う一番のターゲットであるグレ。
例年2月頃に産卵をするため、冬のこの時期は活発にエサを拾います。
そのため脂がノリノリでマコや白子を持っている魚も多く、身も締まっていて刺し身にしても炙りにしても煮付けにしても、とにかく美味いの一言です。
おすすめは刺し身としゃぶしゃぶです。
小さな高級魚
冬は色んな大物の魚、ブリやヒラマサにグレや真鯛なども磯や船からよく釣れますが、身近な場所で手軽に釣れる魚たちも旬を迎えます。
身近な場所で釣れる代表的な小物の中でも、一番のおすすめは高級魚のメバル。
簡単な仕掛けで手軽に釣れて、多いときには一晩で30匹以上釣れることもあり、ボディーの割には引きも強烈で大きいものは25センチを超えるサイズも釣れます。
身は淡白な白身で癖もなく、刺し身、煮付け、唐揚げ、塩焼き、味噌汁など、どんな食べ方をしても間違いない美味さです。
おすすめは3日寝かせて食べる刺し身。
中々刺し身が取れるサイズのメバルは釣れませんが真冬の1月から2月は大型のメバルも釣りやすいので、これからの時期にチャレンジしてみて下さい。
後、何といっても忘れてならないのがモイカ。
一潮ごとに大きくなるモイカは、これからの12月から1月は一番釣りやすくて食べても美味しい時期なので、是非アジの泳がせ釣りやエギングでチャレンジしてみて下さいね。
内容は2024年04月11日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
釣り師ウエキ
磯釣りを主体に九州各地の海をこれまで約30年間釣り歩き、 遠くは長崎の男女群島から地元の中津の海岸までと四季に合わせた釣り物を求めて幅広く活動しています。 ファミリーフィッシングから本格的な釣りまで、身近で遊べるような地元の釣りネタをタイムリーに発信していきます。
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