夏の釣り物といえばキス。身近な場所で手軽に釣れて、刺し身や天ぷらに塩焼きなど、釣ってよし!食べてよし!の、美味しいターゲット。
ビーチや波止から投げて巻くだけの楽しい釣りで、お子様や女性も手軽に楽しむ事ができます。
小物だからと侮っていては、大型のキスの引きにびっくりしますよ!
BBQでもしながら綺麗な海を眺めて、のんびりとキス釣りを楽しんで下さい。
キス釣りの仕掛け
キス釣りは、本格的な投げ竿を使った釣りやイカなどを釣るエギングロッドなど、体格に合わせて2~4mまでのロッドを使って沖に仕掛けを遠投して釣りをします。
エギングロッドのチョイ投げスタイルで釣る場合の仕掛けは、道糸はpeラインの0.8号前後にショックリーダーは3号。
鉛は3~8号前後を使用した天秤仕掛けに、針は市販されているキス釣り用仕掛けの2~3本針。
エサはゴカイや青ケブを針の大きさに合わせて切って使用します。
釣り方のコツ
キスを釣る場合どうしても遠くに飛ばして釣りをしたくなりますが、要はキスの溜まっている場所さえ見つければ遠くても近くても釣れるサイズはあまり変わりません。
狙うポイントは砂浜の場合、近くに岩礁帯があればその周辺や沖に払い出す潮を狙います。
砂浜は一見どこも同じ打ち返しの波に見えますが、沖に出る潮(離岸流)がどこかにあります。その離岸流を狙うとキスや他の魚もよく釣れます。
離岸流の見つけ方は、砂浜が少しでも沖側に出ているような所を探します。
仕掛けが底についたら、少しずつ糸を巻きながら底の変化を感じるようにします。
鉛があたって軽い根がかりのような場所は砂が盛り上がっていたり石等がある場所で、そのような場所付近にはキスが溜まっている事があります。
何かしら変化を感じたら巻くのをやめてエサを食わせます。
波止からの釣りも同様の釣り方で狙えます。
エサ取り対策
キス釣りには必ずと言っていいほどフグ等のエサ取りがいます。
これは潮の関係もあるので、例えば満ち潮のときにはフグばっかりだったが引き潮に変わったらフグが居なくなったとかの場合や、またその逆だったり。
一日中フグやベラばかりで釣りにならない時なども多々あります。
特に今年は国東半島周辺はフグが異常に多いようです。
そんな時は、これといった交わし方は残念ながらありませんが、投げるポイントを大幅に変えたり、投げる距離を変えたりすることをおすすめします。
特に底周辺に石や岩礁のあるところにはフグやベラなどの歯の強い魚がカニなどの甲殻類を食べに集まりやすいので、そのような場所はあえて避けてみるのも一つの手です。
岩礁周りにはデカイキスも多いですがエサ取りも多いです。
キス釣りの楽しみ方
ビーチでキスを狙う場合は、場所にもよりますがBBQ等を楽しみながら釣りをすることをおすすめします。
ビーチによってはBBQ等の火を起こすことを禁止にしている所もありますのでご注意下さい。
私がよく行く国東半島の長崎鼻のビーチでは、BBQコンロやスペースの貸し出しもしてくれるので、ファミリーやデートスポットとして釣りを楽しみながらBBQを楽しむことできて一石二鳥です。
食材さえ持っていけば道具はすべてレンタルしてくれて火まで起こしてくれますので便利ですよ。
美味しいキスの食べ方
キスは白身でクセがなく、非常に美味しい魚です。
特におすすめの食べ方はもちろん天ぷら。
自分や家族で釣り上げた新鮮なキスの天ぷらは、ふっくらしてこれまで食べたことがないほどの美味しさでしょう。
もちろん刺し身もおすすめです。
キスの刺し身はあまり市場に出回ることはないので、あの甘さや食感に感動することと思います。
ウロコを取り、皮はつけたまま糸造りにしても食感がよく美味しいですよ。
あとは塩焼きもおすすめです!
ふっくらした白身がなんとも贅沢な味で、思わず笑みがこぼれます。
これから秋にかけては、いわゆる落ちキスのシーズンになります。
今年は場所ムラがあるように思いますが、釣具店等で最新の情報をゲットして美味しい魚を釣りに出かけてみて下さい。
内容は2024年04月14日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
釣り師ウエキ
磯釣りを主体に九州各地の海をこれまで約30年間釣り歩き、 遠くは長崎の男女群島から地元の中津の海岸までと四季に合わせた釣り物を求めて幅広く活動しています。 ファミリーフィッシングから本格的な釣りまで、身近で遊べるような地元の釣りネタをタイムリーに発信していきます。
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