大分県と福岡県の県境を流れる山国川では、この時期シーバス(スズキ)やチヌ、ウナギやキスなど釣りもの豊富です。
暑い夏の日中の釣りは避けて、夕方から夜にかけて夕涼みがてらに釣行するのがおすすめ!
仕事終わりに手軽に行けて足場も良いので、お子様との夏の思い出づくりにも最適です。
山国川での釣り方
山国川ではこの時期は様々な釣り物があります。
チヌやキスにウナギ、シーバスや時にはヒラメなど・・・
チヌを狙う場合は青ケブやカニを使ったウキ釣りや、ポッパーやバイブレーションプラグを使用したルアー釣りがメインの釣り方になります。
キスを狙う場合は投げ釣りで、ゴカイや青ケブを使っての釣りをします。
8ft前後のエギングロッドなどでのチョイ投げスタイルでも十分釣れますが、今年はキスの釣果がイマイチなのでこれから秋にかけてが狙い目になるかもしれません。
ウナギもキスと同じ釣り方で、エサは主にミミズ。
狙い目としては雨上がりで濁りのある日がよく釣れます。
シーバスは主にルアーで狙いますが、ウキ釣りにもよくヒットします。
どの魚種を狙うときも、河口周辺では満ち潮時が狙い目になります。
20時~22時に満潮を迎える潮が狙い時です。
シーバスの狙い方
シーバス(スズキ)を狙う場合のポイント選びは、主に外灯周りの明るい所と暗い所の明暗部や、底にストラクチャー(障害物)のある所など何かしらの変化のあるポイント周辺が狙い目になります。
潮を釣るのもありですが、川の流れは一歩通行になることが多いのでポイントを的確に狙い撃ちする方が釣果に恵まれます。
釣り方は主にルアー釣りで、9ft前後のシーバスロッドにラインはPEラインの0.8号にリーダーは10lb、ルアーはお好みで。
筆者は5.5cmほどのバイブレーションプラグやラパラのカウントダウンエリートを良く使用します。
ウキ釣りでももちろん狙えます。
ウキ釣りで狙う場合、竿は磯竿の1号に電気ウキの1号、道糸1.75号ハリス1.75号で針はチヌ針の2号クラス、狙うタナは1ヒロ。
エサは青ケブを2匹房掛け。大型の魚を狙う場合は青ケブは1匹のまま使用します。切ったりすると極端に食いが落ちます。
チヌの狙い方
山国川でチヌを狙う場合もシーバス同様、ルアー釣りやチニング、ウキ釣りで狙います。
ルアーやチニングで狙う場合のロッドはエギングロッドで、ラインはPEライン0.6号にリーダー8lb、使用するルアーはポッパーやバイブレーションプラグが主体になります。
チニングの場合は潮の流れに負けない程度の軽いジグヘッドがメインで、2~5gまでをその時の状況に合わせて使い分けます。
使用するルアーはバグアンツの2インチをメインに、カラーや大きさを使い分けします。
ウキ釣りの場合は磯竿1号に電気ウキの3B、道糸1.5号ハリス1.5号チヌ針1号を主に使います。狙うタナはシーバス同様1ヒロほどです。
エサは青ケブの1匹掛けを主に、エサ取りが多ければカニを使用します。
キスやウナギの狙い方
山国川では日中はキスも狙えます。
全国的にも珍しく、絶滅危惧種に認定されている青ギスも非常によく釣れますので、釣れた際には優しくリリースしてあげて下さい。
夜はなんといっても天然の高級ウナギが良く釣れます。
私達が子供の頃は、ビール瓶の底ほどの太さのある大ウナギも良く釣れていました。
昨今はあまり見かけなくなりましたが、それでも良型のウナギは釣れています。
山国川の底にはゴロタ石が敷き詰められいるので今でも良型は多いようですが、その分根がかりも多いので注意が必要です。
キスを釣る場合はエギングロッドなどのチョイ投げスタイルで、キス用に市販されている2本針を使用した天秤仕掛けに鉛は6~10号クラスを使用します。
エサはゴカイや青ケブを針の大きさに合わせて切って使います。
フグやチンゴ(チヌの幼魚)が多いときは、少しずつでもいいのでこまめにポイントを変えて下さい。遠投したり近くに投げたり、投げる方向を変えたりするだけでも釣果は変わってきます。
キス釣りはキスが群れで溜まっている所を探し出すのが釣果を伸ばすポイントです。
ウナギ釣りは2~3mほどの投げ竿やルアー竿に、鉛は10号クラスでウナギ針の12号前後を使った1本針仕掛けで釣ります。
水門の近くなど他からの水の流入のある箇所やゴロタ石周辺が良く釣れますが、あまりゴロタ石周辺をダイレクトに狙うと根がかりが頻発しますので少し離れた所を狙うのもありです。
ウナギは釣り上げてからは仕掛けに巻き付くので、むやみに針を外そうとせずにすぐにハリスを切ることをおすすめします。
ハリスを結び替える方が手返しも早く釣りがスムーズにできます。
ちなみに山間に住む人は昔からハエ等の小魚をエサにウナギを釣るので、大物を狙う場合はスーパーの小魚やカニなども使ってみるのも面白いです。
夜釣りでの注意点
夜の釣りは日中とは違い涼しくて釣りやすく、周囲も幻想的で楽しい釣りができますが、この時期は時折山間部では夕立や大雨が降ることもあり急に水位が上がったりすることもあります。
上流からの水が急に濁り始めたりする場合は特に注意が必要です。
むやみに川岸まで降りたりせず、安全な場所での釣りを楽しんで下さい。
夜は周囲も暗くちょっとの距離でも目視できませんので、お子様連れの時には目を離さずに、常に行動を共にして下さい。
夜の釣りになるのでヘッドライト等を忘れずに、安全な釣りを心がけて下さい!
内容は2024年04月14日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
釣り師ウエキ
磯釣りを主体に九州各地の海をこれまで約30年間釣り歩き、 遠くは長崎の男女群島から地元の中津の海岸までと四季に合わせた釣り物を求めて幅広く活動しています。 ファミリーフィッシングから本格的な釣りまで、身近で遊べるような地元の釣りネタをタイムリーに発信していきます。
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