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【祝速報】中津市出身の国際開発研究者・友松夕香さんが新著『グローバル格差を生きる人びと』を出版

公開日:2025年06月20日

ライター:ジモッシュ編集部

国際協力やアフリカ研究の分野で注目を集め続ける、中津市出身の研究者・友松夕香(ともまつ ゆか)さんが、岩波新書より新刊『グローバル格差を生きる人びと』を刊行しました。

友松さんは、中津市立和田小学校、東中津中学校を卒業
2001年にカリフォルニア大学バークレー校政治学部を卒業後、ブルキナファソで青年海外協力隊として活動。東京大学農学生命科学研究科で博士号を取得し、国内外の研究機関で活躍。

現在は法政大学経済学部教授・日本学術振興会特別研究員(PD)として研究を続けています。

SNS時代のアフリカと「国際協力」の再考

岩波新書『グローバル格差を生きる人びと』とは?

新刊『グローバル格差を生きる人びと』では、西アフリカで2003年からフィールドワークを続けてきた著者の視点から、現地社会の変化と国際社会との関係を問い直す意欲作です。

なぜアフリカ諸国は中国やロシアとの関係を強めているのか?

なぜ「国際ロマンス詐欺」や陰謀論が浸透しているのか?

なぜ援助の現場で、農家や女性たちは疲弊し続けているのか?

現地の人々がSNSの普及によって「先進国」との関係に疑念を抱き始めているという状況を、リアルな証言とともに描き出しながら、私たちが当然と信じてきた「国際協力」の在り方を根本から問い直します。

さらに、アフリカで起きている分断や格差は、今の日本社会が抱える課題とも深くリンクしていることが指摘されており、「遠い世界の話」ではなく、まさに私たち自身のこれからを考えるヒントが詰まった一冊となっています。

中津市から世界へ:地域の子どもたちに伝えたい「研究」の面白さ

2019年に刊行し、大来賞を受賞した「サバンナのジェンダー:西アフリカの農村経済の民族誌」

友松さんは以前のインタビューで、「研究とは好きなことをとことん探求すること」と語っていました。

「料理を工夫する人も、農家さんも、実は日々研究しているんですよね。

興味があることを突き詰めること、それ自体が研究のはじまりです。」

大分県中津市の和田小学校・東中津中学校で学んだ少女が、世界のフィールドを舞台に研究を続け、国際的な出版社・岩波書店から本を出すまでになったという事実は、きっと地元の子どもたちにも勇気を与えてくれるはずです。

まとめ|これからの「国際協力」と「共存」を考えるために

友松夕香さんの岩波新書『グローバル格差を生きる人びと』は全国書店・オンライン書店で好評発売中

「アフリカ」や「国際協力」というテーマに限らず、今の社会をどう生きていくか、他者とどう向き合うかを考えるヒントが詰まった一冊です。

大分県中津市から世界へ。

世界の課題を、地域の目線から捉えなおす――そんな知の旅路に、あなたも出てみませんか?

■ 書籍情報

  • タイトル:『グローバル格差を生きる人びと』

  • 著者:友松夕香

  • 出版社:岩波新書(岩波書店)

  • 発売日:2025年6月

  • 価格:本体880円+税

  • 全国書店・オンライン書店にて販売中

※この記事は「ジモッシュ!」編集部が、中津市にゆかりある人物を応援する目的で作成しました。写真等の無断転載はご遠慮ください。
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内容は2025年06月20日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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