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泣ける恋愛小説『ストロベリームーン』が映画化!中津市出身・芥川なお先生に高校生が聞いた“あの物語”の秘密

公開日:2025年03月27日 (更新日:2025年03月28日)

ライター:ジモッシュ編集部

切なさと純愛が交錯する青春小説
『ストロベリームーン』の映画化が決定!

 

涙なしでは読めない大号泣必至の青春小説『ストロベリームーン』が、ついに2025年10月17日(金)公開で映画化が決定!

そしてこの原作者・芥川なお先生は、大分県中津市出身!

今回、地元の高校生たちジモッシュ!編集部と共に芥川先生に直撃インタビューを敢行!

物語の舞台裏や創作秘話、中津市への想いをたっぷり語っていただきました。

2025年10月17日(金)公開で映画化が決定書籍の概要

「好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれる」
そんな神話を信じたくなるほど、儚くて美しい恋がここにある——。

高校の入学式で、たった3時間で学校一の美少女・桜井萌と付き合うことになった佐藤日向。運命的な出会いから始まった2人の物語は、「ストロベリームーン」という幻想的な満月の夜に、永遠の約束を交わす——はずだった。
しかし、萌には残された時間がなかった——。

作品「ストロベリームーン」に関する質問

春花ちゃん

文章や物語を書く上で何か心がけていることはありますか?

芥川なお先生

難しい言葉は使わず、自分の言葉でストレートに表現することを大切にしています。
いつも心がけているのは、読んだ人がその場所にいる錯覚を覚えてもらえるような情景描写です。まるで色や匂い、体温、音が目の前に浮かび上がる。そんな温かい文章を届けたいと思っています。

奏ちゃん

作品を作るうえで大切にしていることはありますか?

芥川なお先生

もちろん、作品によって書き方は変えています。特に恋愛ものを書く時は、あらかじめプロットをガチガチに作るタイプではありません。
会話のテンポを大事にしているので、実際に会話を書いてみることで、キャラクターや物語が自然と動き出すことが多いんです。だから、書いている時の勢いを大事にしています。頭の中にあるイメージを、そのまま文字に落とし込むことが多いですね。その時々の自分の中にある感性を、ダイレクトに文字に込めたいんだと思います。
そうすることで、感情が揺さぶられるような表現や、心に響く温かい言葉が生まれるんじゃないかなと。
一番大切にしているのは、読者の方の心に寄り添える作品になっているかどうか。それは常に意識していますし、とても気にかけています。

奏ちゃん

登場人物の性格や設定などはどうやって考えていますか?

芥川なお先生

書いているうちに物語を創り上げていくことが多いですね。登場人物の名前も、ほとんどインスピレーションで決めています(笑)。
だから、性格や設定も、書けば書くほど自然と決まっていくんです。自分でも不思議な感覚ですね。
もちろん、『ストロベリームーン』の中の日向くん、萌ちゃん、麗ちゃんの性格の軸は、最初から頭の中にありました。映像イメージが2Dで、そこに存在しているんです。頭の中では常に動いていて、会話したり、動き回ったりしています。

ぷちろう

地元の風景や文化が作品にどのように影響を与えましたか?

芥川なお先生

中津市は、海、山、川と自然豊かで、そのパワーがぎゅっと詰まっているような場所だと感じています。
『ストロベリームーン』でストロベリームーンを見上げる丘は地球が丸く見える丘、高校のシーンは中津南高等学校、ひまわり畑は三光村、主人公たちが抜け出すシーンは中央公園をイメージして書きました。
大好きな中津の風景が、私の作品や文章の中に溶け込んでいると思います。

著者(芥川なお先生)に関する質問

春花ちゃん

私は、中学生の時中津城や中津川を見ながら登校していたのでその場所が私にとって大切な場所なのですが。先生が学生時代によく行った場所や思い出の風景とかありますか?

芥川なお先生

特に八面山から眺める冬の星空は、昔から本当に大好きなんです。澄み切った夜空にこぼれ落ちそうな星を見ていると、心が洗われるように癒されます。それから、山国川の潮止めえん堤も、時間を忘れてぼーっと眺めていられる場所です。川のせせらぎと、水面のうねりが織りなすコントラストに、いつも癒されていました。

春花ちゃん

もし学生時代に戻ることが出来たら、やっておきたいことなどはありますか?

芥川なお先生

そうですね。中津城の横にあるハートの木の前で告白されたり、告白したりするのにすごく憧れます。
まさにアオハルって感じで、素敵ですよね(笑)。

春花ちゃん

先生の学生時代で一番の忘れられない思い出はありますか?

芥川なお先生

体育祭と文化祭ですね。体育祭では応援団とダンス、文化祭ではバンドと、かなりアクティブな高校生活を送っていました。
あの頃は、みんなで何か一つの目標に向かって熱く取り組むのって、ちょっと照れくさかったりもするんですけど、いつの間にか全員がその世界にぐっと引き込まれていく感じが好きでした。体育祭が終わった後、男子も女子もみんな号泣していて、それだけ一生懸命向き合っていたんだなと思うと、すごく感動したのを覚えています。

春花ちゃん

今年受験生なのですが、芥川さんが学生時代自分の進路を決める上で大切にしたことなどありますか?

芥川なお先生

ここは、何か参考になるような具体的な経験談がなくて、本当に申し訳ないです。東京に行ってみたかった。

理由は、ただ一つのみ。『日本の中心には何があるんだろう?』という好奇心だけでした。
自分の目で見て、実際に住んで、肌で感じてみたかったんです。ビジネス、ファッション、トレンド、マーケット、文化。そのすべてを体感してみたかったんですね。

ぷちろう

本作を書こうと思ったきっかけは何ですか?

芥川なお先生

たまたまテレビでストロベリームーンのニュースを見たんです。その響きも素敵だし、名前も可愛らしい。それに、一緒に見ると幸せになれるという言い伝えがあるなんて、ロマンティックだなぁと。
今までとは少し作風を変えて、純愛をテーマにした物語を書いてみたい。どんな作品が生まれるんだろう?と、自分自身と何度も向き合いながら書き上げたのが、この大切な『ストロベリームーン』なんです。

ぷちろう

どのような本や作家に影響を受けましたか?

芥川なお先生

恋愛系の作品はほとんど読まないのですが、宇山佳祐先生の『今夜、ロマンス劇場で』は、恋愛ものの中では本当に大好きな作品です。小説でも映画館でも泣きましたし、映画のDVDは今でも見るたびに泣いています。
野沢尚先生の『魔笛』『砦なき者』『龍時』『深紅』には本当に魅了されましたし、誉田哲也先生の『ストロベリーナイト』『QROSの女』『ジウ』『歌舞伎町セブン』にはすっかり陶酔しました。
中でも特に好きなのは『魔笛』と『QROSの女』です。

ジモッシュ!編集部からの質問

ジモッシュ!編集部

小説が約8万部を突破しましたが、この反響をどう受け止めていますでしょうか。

芥川なお先生

まずは、読者の皆様に心から感謝申し上げます。映画化まで実現できたのは、紛れもなく読者の皆様の熱意のおかげです。
また、現場の書店員様をはじめ、出版関係者の皆様にも、感謝してもしきれません。
数字自体には驚いていますが、大好きな大切な作品が、読者の皆様のお手元に一冊でも多く届けられていることに、日々、幸せを噛み締めています。

ジモッシュ!編集部

映画化が決定しました。率直なお気持ちをお聞かせください。

芥川なお先生

出版後、すぐにたくさんの映画製作会社の方々からお話をいただき、現実のことなのか、なかなか実感が湧きませんでした。まるで他人事のように、ふわふわとした感覚に包まれていたんです。今でも、まだ少しその感覚が残っています。
私の拙い作品を見つけてくださった映画関係者の皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。

ジモッシュ!編集部

作品の舞台は中津市をイメージされているとのことですが、特にこだわった描写はございますか。

芥川なお先生

入学式、ストロベリームーンを一緒に見る丘、向日葵畑ですかね。

ジモッシュ!編集部

映画では、どのようなシーンを特に楽しみにされていますか?

芥川なお先生

一足先に映画を拝見させていただきました。自分が生み出した登場人物たちの会話と世界に、すっかり引き込まれてしまいました。見終わった後、余韻で、原作者の私自身もすぐに立ち上がることができなかったほどです。素晴らしい作品を創り上げてくださった監督と、魂を込めて演じてくださった俳優陣の皆様に、心から感謝申し上げます。
ぜひ、桜井萌、佐藤日向、高遠麗、そしてその周りの人々が織りなす優しい世界を、スクリーンで堪能してください。

ジモッシュ!編集部

『ストロベリームーン』は「令和イチ泣ける」と話題ですが、執筆時に涙することもありましたか。

芥川なお先生

執筆中、自分自身が心を揺さぶられるシーンは、もちろんたくさんありました。
原作者として特にこだわったエピソードもありますが、世に出た作品は、もはや読者の皆様のものです。それぞれの心に残った好きなシーンを語り合っていただけたら、原作者としてこれ以上の喜びはありません。

ジモッシュ!編集部

執筆にあたり、特にこだわったポイントはございますか。

芥川なお先生

日向くんの、萌ちゃんを想う優しさと真っ直ぐさ。
萌ちゃんの、日向くんを想う明るさと強さ。
そして、カワケンやフーヤンとの熱い友情。
萌ちゃんのご両親の、娘を大切に思う気持ち。

ジモッシュ!編集部

今後、どのような作品を書いていきたいですか。また次作のご予定はございますか?

芥川なお先生

2作目は『コールドムーン』というタイトルに決まりました。

日向くんのあの後、どうなったのか? 麗ちゃんの切ない片想いはどうなるのか? といったお声をたくさんいただき、読者の皆様のご要望にお応えして、アナザーストーリーを7月に刊行予定です。中津を舞台にした描写もたくさん登場しますので、ぜひ楽しみにお待ちください。
また、ダークファンタジーとミステリー調の作品が控えています。ラブストーリーとは全く異なる作風ですので、そのギャップも楽しんでいただけたら嬉しいです。

ジモッシュ!編集部

映画公開を楽しみにしている読者や映画を楽しみにしている方々へメッセージをお願いいたします。

芥川なお先生

登場人物の萌、日向、麗が、まるで小説から飛び出してきたかのように、スクリーンに確かに存在していました。
原作で大切にした部分が、同じ世界観の中で、俳優陣の素晴らしい演技によって見事に表現され、心を揺さぶられました。
小説とはまた違った、色鮮やかで温かい空間に魅了され、小説から映画へとバトンが繋がれた優しい世界を、きっと心地よく感じていただけると思います。
待ち受ける恐怖や悲しみよりも、今この瞬間を大切にし、相手を思いやる愛と優しさが勝る恋。自分のことよりも相手のことを優先する気持ち。私たちが生まれながらに持っている純粋さ、優しさ、そして人と人との深い絆が、映画を観た皆様の心に届けば、原作者としてこれほど嬉しいことはありません。
映画は本当に素晴らしい作品に仕上がっています。ぜひ劇場へ足を運んでいただけると嬉しいです。

ストロベリームーンの夜、あなたは誰と過ごしますか?

芥川なお先生の生まれ育った中津市で、高校生たちが直接インタビューを行うという、まさにここでしか読めない特別な時間。物語に込めた想い、中津市への愛、そして映画化への期待——先生の言葉一つひとつに、作品への深い愛情が感じられました。

「好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれる」

そんなストロベリームーンの伝説が、スクリーンの中でどのように輝くのか、今から楽しみですね。

映画の公開が待ちきれない!という人も、まだ原作を読んでいないという人も、ぜひこの機会に『ストロベリームーン』の世界に触れてみてください。そして、作品の舞台でもある中津市に足を運び、その空気を感じてみてはいかがでしょうか?

 

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