私が生まれ育った福岡県豊前市。

地元でも、その場所！名前は知ってる！あそこでしょ？！
・・・でも実は行ったことないかもっ・・・スポットってありませんか？

ここ「千手観音堂」も私にとってはそんな場所で、
今回改めて、初めて足を運んでみました。

【ライター：YUMINEe】

千手観音堂とは

豊前市の挾間地区にある「千手観音堂」

平安時代に造られたと言われ、元国宝、現在も国指定の重要文化財でもある
木造千手観音立像は、歴史的、文化的に大変重要なものであるそうです。

大変貴重なものです。

乳の観音

この千手観音堂は別名「乳の観音」とも言われています。

豊前市の民話「挟間の乳の観音」でも語られています。

昔、むか～し、
働き者の夫婦に赤ちゃんが授かりました。
しかし、日に日に母親の母乳の出が悪くなり困っていたそう。

そんな時、夢枕に立った白髪の老人から
「観音様の左右にある岩陰の滴る水でお粥をたいて食べなさい」とお告げを受けたそう！

早速湧き水でお粥を炊き食べてみると乳の出も良くなったそうです。
それからは観音様に感謝をしながら家族で幸せに暮らしたとさ・・・

それからは霊水として乳のでない人が
この水を汲んで飲むと乳がよく出ると言い伝えられています。

そうしたことから御本尊である千手観音は、別名「乳の観音」といわれ、
今も、本堂の裏手にある岩壁からこんこんと湧き出ている清水を持ち帰り人々も多く・・

通称“乳の観音”とも呼ばれ、今もなお参拝者が後を絶たないそうです。

湧き水

岩肌から湧き出る水・・・

左右に二つ少しずつ、優しく沸き出ています。

優しい気持ちをありがとう

この場所に来て、この湧き水を見ると優しい気持ち、穏やかな気持ちになりました。

一生懸命にも少しずつ湧き出ているこの水・・・
みんなで分け合っていただきたいな、、
優しい気持ちになるのは、この水が母なるの証でしょうか？！

自分の生まれた豊前市にこんな場所があったとは！
改めて知る素晴らしさでした。