享保元年（1716年）創業、中津市で最も歴史の古いお醤油屋さん「むろや醤油」をご紹介します。
13代目当主の急逝により惜しまれつつ休業された後、約半年間の充電期間を経て復活。
その歴史と伝統を未来へ受け継ぐために、新たな挑戦を続けています。

創業300年余の歴史

むろや醤油は享保元年（1716年）創業。
300年余の歴史は、中津市内では最も古く、全国的にも希少です。
13代目当主の急逝により惜しまれつつ休業されましたが、「歴史と伝統のあるお店を潰してはならない」と、親族である自動車整備販売会社「カートピアキクチ」の代表取締役社長を務める菊池徹氏が運営に参画。
約半年間の充電期間を経て復活した「むろや醤油」。
ここから、新たな挑戦が始まりました。

新たな挑戦：醤油プリンの開発

今までご愛顧いただいたお客様に対し、再開を知らせるための目玉企画として、老舗和菓子屋「武蔵屋総本店」とコラボして和風スイーツ「醤油プリン」を開発しました。
幅広い醤油商品の中から、甘辛く濃い味わいの「帰去来」を使用し、白あんと一緒に卵液に混ぜ込みます。
下郷農協の牛乳やてんさい糖など食材にもこだわり、コクのある優しい味わいが美味しいプリンに仕上がりました。
そして販売以降、毎日売り切れが続くほど話題になりました。

醤油を広めていくために

パッケージやボトルサイズの見直し、ロゴを活かしたトートバックなどの販促グッズ制作など、最終的にお醤油を広めていくための趣向を凝らした様々なプロモーションを行いました。
次なるコラボとして、お豆腐屋さんと専用のかけ醤油開発が決まっており、今後も周囲のお店とのコラボに積極的に取り組んでいきたいという意欲にあふれています。
歴史と伝統を来世へ受け継ぐために、むろや醤油は、これからも、新たな挑戦を続けていきます。