まだまだ様々な見所が満載のNOASエリア。地元だからこそ気軽にフラっと訪れることが出来るプチ名所を紹介していきます。
一見何の変哲もないスポット…。しかしそんな場所こそ名所だったりするんです。今回は豊前市よりそんなスポットのひとつをご紹介します。
アクセス
豊前市の国道10号線上のホームセンターグッデイ豊前店がある交差点を、中津市側から行って右折します。真っ直ぐに進み、突き当たりを右へ。そこから一番最初にある脇道を右折します。そのままなりに進むと右側に目的の公園があります。
入口
公園の入口にやって来ました。一見何の変哲もない公園ですがこちらの公園は実はある跡地なんです。こちらは「小石原(こいしわら)泉遺跡跡」です。
その名の通り、遺跡の跡地です。
広さ
早速公園の中を見てみましょう。
公園へ一歩入ると野球ができそうな広さのグラウンドがありました。とても綺麗に整備されています。
東屋
東屋も完備されていてふと立ち寄った際にもゆっくりと休める様になっています。
宝塔?
公園の隅には宝塔の様なものがありました。遺跡跡なので故人のことを思ってのことなのでしょうか。詳細は不明です。
水飲み場とトイレ
水飲み場とトイレも完備されています。
散歩や運動、と様々な用途で幅広い年代の方が楽しめそうな公園ですね。
遺跡
一体遺跡の要素はどこなんだ?なんて思いますよね。実はこちらの公園の入口には説明板が設けられています。
現在地
現在地であるこちらの公園がある場所は赤で小さく「現在地」と書かれています。説明板の地図の真ん中右の部分ですね。こちらの写真でも同様に真ん中右の辺りが現在地、つまり公園入り口横にある説明板の場所にあたります。
ちょっと不思議な感じがしますよね。地図がそうであるならば、現在地の隣にある集落跡の場所は公園の前の道路の部分にかかってきます。
ということは、公園はこの地図でいうと一部分であり、遺跡跡はこの公園を含む小石原地区全体であるということです。なかなか広い範囲ですね。
説明文
説明文を見てみると、遺跡を調査するにおいて12万㎡という広大な面積を調べたのだそう。その結果、縄文時代から鎌倉時代の遺構が見つかったのだそうです。
弥生時代では川の周囲に集落を作っており、川がいわゆる要塞の様な役割をしていた様です。また、古墳時代の遺跡の様子から、前期ではシンプルな素焼きの土器が使用されていたのに対し、後期では中国や朝鮮半島からの技術の導入による変化が見られるのだそうです。なんと暖房設備も登場したそうですよ。
写真
説明板には写真もいくつか記載されています。こちらはカマドの写真です。
遺跡といえば土器や勾玉などのイメージですが、こうして人々の暮らしの移り変わりを知る事ができるなんて面白いですよね。この時代に、もうこんなに他国と交流していたんだ、とびっくりさせられます。
最後に
いかがでしたでしょうか。跡地となり説明板のみになっていましたが、それでも新しい学びや発見がありましたね。
最後にライターが気になったのがこちら。「ドングリピット」と書いてあります。ドング・リピットとは…と思っていたらドングリ・ピットでした。ドングリピットはドングリの貯蔵やアク抜きをする場所であったそうです。現在とは文化が大分違うのでとてもユニークに感じますね。
みなさんもこちらの公園でのんびりしながら小石原泉遺跡のことを学んでみてくださいね。
店舗名 | 小石原泉遺跡跡 |
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住所 | 〒828-0045 大分県豊前市小石原272 |
内容は2024年04月17日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
Yosaroh
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