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世界遺産「神宿る島」での釣り

公開日:2022年09月15日 (更新日:2024年04月11日)

ライター:釣り師ウエキ

世界遺産「神宿る島」として有名な、宗像沖ノ島。

沖ノ島は九州の沖合60kmの玄界灘に浮かび、全周約4kmの小さな島です。

この沖ノ島は大昔からの掟として、女人禁制、年に1度200人までしか上陸が許されない、島のものは持ち出し禁止等々、厳しい掟を今でも守っている神聖なる神の島です。

そんな神宿る島で、今回は磯釣りを楽しんで来ました。

絶海の孤島「沖ノ島」周辺には、玄海の荒波に揉まれた魚たちが魚種豊富に遊泳しています。

どんな魚が釣れるのか、詳しくレポートしていきます。

いざ!神宿る島へ出航

沖ノ島へ釣りに行くには福岡県内から出航する各渡船を利用することになります。

当日は福岡県福津市にある津屋崎港から出航するアクアシャインを利用して、20時に港を出航。

夜の玄界灘を突き進み、沖ノ島へは約1時間弱で到着しました。

この日は天気に恵まれて海はベタ凪でしたので時間的に早く到着できましたが、荒れ気味の時などは2時間ほどかかることもあります。

離島に行く際には船酔いにも注意が必要です。

朝霧に包まれる神秘的な島

夜のうちに渡礁して大型の真鯛やイサキを狙って、カゴ釣りを開始します。

本来なら当日瀬上がりした「ヒデサキ」は、目の前を激流が走り大型の真鯛やヒラマサなどがバンバン当たってくる場所ですが、この日は嘘みたいに潮が流れずに大苦戦。

たるんだ潮では期待の大型真鯛やイサキはヒットせず、中型のイサキをポツポツと拾い釣りしながら夜が明けるのを待ちます。

夜が明けてきて目の前には神の島が姿を表すようになりました。

朝霧に包まれてなんとも幻想的で、何故か思わず身震いするような感覚と感動がこみ上げてきます。

何も語らずとも「神宿る島」と言われる所以がわかる気がします。

こんな神聖なる場所を眺めながら大自然の中で遊ばせてもらえる事に感謝。

魚釣りは本当にいつも素晴らしい感動を与えてくれます。

夜明けからはカゴ釣りでヒラマサを狙うも期待の潮が流れないので厳しい状況。

それならばとヒラマサ釣りは仲間に託し、私はみんなの分のお土産を作ろうとイサキ狙いに切り替えます。

魚影の濃さは半端ない

いつもよりワンランク上の強度を持つフカセ釣り用のタックルを用意し、足元から沖までを丁寧に探っていくと、37~48cmほどの大型のイサキが入れ食いになります。

磯からこのサイズばかり釣れるところは珍しく、1投1尾のペースで釣れ気持ちいいくらいに竿を絞り込んでくれます。

さすが離島の釣り!さすが沖ノ島!と、感動しながら釣り続けていると気がつけばすでに50匹近くのイサキをゲットしていました。

当日は狙いのヒラマサや大型の真鯛はノーヒットでしたが、この沖ノ島は春先には15~30キロのヒラマサや1mを超える超大型の真鯛、日本記録の70数センチの尾長グレなど仕留められている日本有数の大物釣り場です。

沖ノ島本島へ渡ることはできませんが、周辺にある磯場で雄大な沖ノ島を眺めながら離島の釣りを満喫できます。

もちろん釣り場も女人禁制ですので、女子の皆さんは船釣りなどで玄界灘の釣りを楽しむのもいいと思います。

是非一度、絶海の孤島に浮かぶ「神宿る島」沖ノ島にチャレンジしてみてください。

内容は2024年04月11日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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釣り師ウエキ

磯釣りを主体に九州各地の海をこれまで約30年間釣り歩き、 遠くは長崎の男女群島から地元の中津の海岸までと四季に合わせた釣り物を求めて幅広く活動しています。 ファミリーフィッシングから本格的な釣りまで、身近で遊べるような地元の釣りネタをタイムリーに発信していきます。

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