6月に入り九州北部地方も梅雨入りとなりました。
雨の多い嫌な時期になりましたが、雨のやみ間に今が旬の高級魚を狙って釣りに出かけてみてはいかがでしょうか。
身近な波止からも狙えてシンプルな仕掛けで釣る事ができる魚、「アコウ」や「オオモンハタ」など。
スーパーでは滅多に見かけることのない魚で、1キロ3,000円から5,000円もする超高級魚。
引き味も強烈で釣りごたえのある高級魚にチャレンジしてみてください。
アコウの釣り方
5~8月頃に旬を迎えるアコウやオオモンハタなどのハタ系の根魚。
通常はハタ系の魚は沖の磯周辺などで狙うことが多くなるが、この頃になると比較的身近な波止でもシンプルな仕掛けで狙いやすくなる。
釣り方はルアーや餌釣りなどあるが、今回は手軽にできて高確率で釣れるルアー釣りを紹介してみようと思います。
ロッドは、アコウやハタ系の魚は掛かると強烈に根に潜ろうとするため、7~8フィート前後のハードタイプのルアーロッドがおすすめです。
ルアーはジグヘッドやメタルジグなどで、ジグヘッドは足元を中心に釣るのであれば5~10g程度の軽いもの。沖のブレイクなどを狙う場合は20~40gほどで太い軸のフックを選ぶといいでしょう。
メタルジグも同様の自重のルアーを使用し、フックはトリプルフックは根掛かりしやすい為、シングルフックをおすすめします。
使用するルアーはワームならマズメ時は赤金カラーがおすすめで、日中は白またはオレンジ系が実績が高いです。
大きさはフックに合わせて2~4インチを揃えておくといいでしょう。
狙うポイント
アコウやハタなどの根魚は夜に釣ると思われがちですが、日中のほうが比較的良く釣れます。
狙うポイントとしては足元の際周辺か、波止から5M前後の基礎のカケアガリ周辺が主にアコウやハタなどが付きやすいポイントになります。
同じ根魚でもアラカブなどは穴に入ってエサが落ちてくるのを待っている魚ですが、アコウやハタなどはフィッシュイーターで、底や障害物周辺を遊泳しながら魚や甲殻類などを探しています。
魚の習性を頭に入れてルアーを操作することにより、狙いの魚に出会えるチャンスはグッと上がります。
小さい魚はコツコツしたアタリですが、大物は突如としてガツンときますので、竿を起こし一気に巻き上げてください。
釣れる場所
アコウはノースエリア周辺の波止でも良く釣れます。
高級魚だけに簡単に釣れる魚ではありませんが、豊前の宇島港や中津港の沖波止、豊後高田方面の長崎鼻や香々地港などの波止でも比較的容易に釣ることができます。
ルアーで反応がない場合は青ケブやカニなどを試してみるといいでしょう。
ジグヘッドに青ケブなどをつけ、足元を上から下まで丁寧に探ってランガンするとアタリが頻発します。
オオモンハタやアカハタなどの南方系のハタ類は残念ながらノースエリア周辺には居ないようなので、大分エリアでは県の南部地方の佐伯や蒲江などの波止から狙うと高確率でヒットします。
筆者は夏場は沖磯に出かけ、オオモンハタのキロクラスや大型のハタ系を狙うことが多いです。
美味しい食べ方
高級魚のアコウやオオモンハタなどは、釣ってから数日寝かせて刺し身などで食べてみてください。もちろん釣れたての新鮮な身も鮮度が高く歯ごたえが有り美味しいですが、数日寝かせることによって熟成され甘みが増します。
これぞ白身の高級料理!さっぱりしてるのに凄く甘みがあり魚の本当の旨さを味わう事ができます。
刺身のほかには、鍋にするのもオススメです。余計な具材は入れず、シンプルな内容にしてハタ系の魚の旨味を味わってください。
アコウは「夏のふぐ」と言われていますので、その味が想像できると思います。
この夏は贅沢な高級魚を身近な場所でゲットしてみてくださいね!
内容は2024年04月11日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
釣り師ウエキ
磯釣りを主体に九州各地の海をこれまで約30年間釣り歩き、 遠くは長崎の男女群島から地元の中津の海岸までと四季に合わせた釣り物を求めて幅広く活動しています。 ファミリーフィッシングから本格的な釣りまで、身近で遊べるような地元の釣りネタをタイムリーに発信していきます。
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