※ライターはコロナウイルス感染症予防に配慮した上で取材しています。

新型コロナウイルスの感染拡大防止対策で、大分県は1日、県民に対して4月7日まで不要不急の外出やイベントへの参加を自粛するよう要請しました。
全国でも生活や仕事が制限されて、世の中に暗いムードが漂っています。

消費市場も過去にないほどの落ち込み方を見せている今、 ノースエリアの日常への影響はどうなっているのでしょうか？NOAS FMパーソナリティMICHIROCKが、宇佐市にて現状を調査しました。

ノースエリアのリアル①野菜販売卸業の場合【宇佐市】

―――“売り上げは3割に落ち込み、とにかく終息を待ち耐えるだけ。不安で仕方ない。値上げは考えていない。”

宇佐市内の野菜販売卸業のオーナーにお話を伺いました。

【Q：】新型コロナウイルス感染拡大に伴う影響はありますか？

【A：】2月・3月は、居酒屋や、ホテルの団体予約客のキャンセルに加え、学校給食の停止で、例年に比べおよそ7割減の影響が出ています。
具体的な対策も値上げも考えられない状況で、今は、終息を願い、耐えるだけです。

【Q：】政府の対応について、いかがお考えでしょうか？

【A：】目に見える終息への対策を講じて欲しいです。そうでなければ不安で仕方ないです。
毎日、1日1日を一生懸命頑張っています。
値上げは考えていません。良いものを手ごろな値段で提供していきたいです。

ノースエリアのリアル②宿泊施設の場合【宇佐市】

―――”みんなの安全が第一。4月19日まで休館を決めた。桜の綺麗な季節、海外からのお客さまもノースエリアの桜を楽しみにしていた。”

宇佐市内の宿泊施設オーナーにお話を伺いました。

【Q：】新型コロナウイルス感染拡大の伴う影響はありますか？

【A：】4月までかなりの件数がキャンセルになっています。
桜の綺麗な季節、海外からのお客様も増えるシーズンでしたが、それも全てキャンセルになりました。

【Q：】当面の対応について、どのように行いますか？

【A：】お客様の安全が第一です。仲間の施設の早期の対応も後押しし、しばらくの間、休館を決めました。
今は、自粛や予防など個人個人の善意で成り立つ対策となっています。

【Q：】政府の対応についてはどのようにお考えでしょうか？

【A：】政府にはもっと具体的な対応をアナウンスして欲しいです。
このコロナ関連の騒ぎが収まれば、不安なく楽しい時間をまた、みんなで一緒に過ごしたいです。
是非、遊びに来て下さい。

インタビューを終えて

逆境に強い日本人、必ずこの局面を乗り越えて行くとは思います。
しかし、それまでのストレスは色々と多くあるに違いないです。
都心部の報道や情報が多い中、ノースエリアの皆さまが今、リアルに感じていることを、このインタビューで吐き出して頂けたら幸いです。
次回は特に自粛の煽りを受けているであろう、ライブハウス、観光スポットなどで話を聞いていきたいです。