【祝】鉄道のホテル汽車ポッポ「別邸」12/10グランドオープン!【中津市】
公開日:2020年11月17日 (更新日:2024年04月15日)
ライター:ジモッシュ編集部
甦る、旧耶馬渓鉄道の記憶…!
1975年の全線廃止で歴史の表舞台から消えていった急耶馬渓鉄道。
鉄道遺産に登録される当時の車両たちが、ノスタルジック&モダンな鉄道のホテルとして甦ります。
昨日11/16に開催されたオープニングセレモニーに、お邪魔してきました。
「鉄道車両」を「宿泊施設」へとリニューアル!その思いは…?
汽車ポッポは「食堂本館」「民宿」「別邸」の3つの館があります。昭和46年に地域を走っていた耶馬渓鉄道が路線を大幅に短縮した時に、車両の保存活用のため車両を購入し「汽車ポッポ食堂」として開店したのが始まりとのことです。
昭和50年の全線廃止時に車両を買い増しして現在の車両数になり、それから45年間、野外保存し工夫を凝らしながら商売活動をして塗装・修繕を繰り返してきました。
しかし、ここ10年程は雨漏りや錆などの老朽化でほぼ活用できない状況になっており、保存か解体かで悩んでいたそうです。
そんな中、車両の歴史(日本で気動車を生産し始めた時代の始まりの国産車両で日本最古級の貴重な車両であること)や、汽車ポッポ食堂としてお客様が利用してきた45年分の思い出、先代の思いなどに触れ、なんとか永久的に保存ができないかと考え、屋内で保存することを決めたそうです。
汽車ポッポ「別邸」の全貌はこちら!
別邸には3つの車両が保存されており、それぞれ異なるテーマがあります。
さっそく見てみましょう!
別邸には3つの車両が保存されており、それぞれ異なるテーマがあります。
さっそく見てみましょう!
青の社KAWASEMI
車両「キハ102かわせみ」が保存されている「青の社」のモチーフは「青の洞門」。
4名定員。トレンドを意識した洗練スタイルのお部屋です。
神秘さと物語性を表現した空間で、上質なひとときを過ごせます。
国東の社SHIOKAZE
車両「キハ602しおかぜ」が保存されている「国東の社」のモチーフは「国東半島の大自然」。
6名定員。和のテイストを加えたモダンな空間は、落ち着いた空間と趣深い風格で、国東の歴史と文化を感じながらゆったりと過ごせます。
耶馬渓の社SEKIREI
車両「キハ104せきれい」が保存されている「耶馬渓の社」は、「耶馬渓鉄道終着駅の守実温泉駅に停車する寝台列車」のイメージ。4名定員。
気品のある上質感と本物だけが醸し出す重厚感あふれる空間で、ノスタルジーを感じながら贅沢な時間の流れを楽しめます。
わくわくが止まらない、新しい地域の観光拠点に。
耶馬渓鉄道に乗られたことがある方はもちろん、家族連れの方や、地域観光の体験の場として、様々な方に楽しんでいただける新しい宿泊施設が誕生しました。
観光資源の1つとして鉄道やこの地域の歴史や風景に思いを馳せながら、ゆったりとした時間を過ごしませんか?
内容は2024年04月15日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
ジモッシュ編集部
地元が嫌いとか好きとかじゃなく地元にしか興味がありません! 噂を聞きつければ現地に足を運び、文字通り「地元をダッシュ」して情報発信中。 思い立ったら即行動!普段から目を皿にして特ダネをさがしています。
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