フォトライター「くぼ²ちゃんねる」が、地元の風景・人・物を通して感じた気付きや感動を、写真を通してお届けします。
出会いは突然に・・・
出会いは突然に…
出会いはある日突然やってきた。
平成の時代、日本ではテレビや雑誌でオカルトが特集されることが多かった。 そんな時1990(平成2)年、写真週刊誌「フライデー」が掲載してブームになった山形県鶴岡市「善宝寺」の人面魚だ。
境内の「貝喰の池」にすむという伝説の龍神の使いといわれているらしい。 驚いた。衝撃的な写真だった。
咄嗟に見てみたいと思ったが見に行くには山形県は結構遠いし時間もない。 見物客は日毎増え続け当時一日最高1日10,000人の人出があったそうだ。その後しばらくの間、全国各地でここにもいたそこにもいたと言う情報があふれた。だから縁のあった人は決して少なくないだろう。でも僕には縁がなかった。
近くの池で見かけた等々情報はもしかして僕が知らないだけであったのかもしれないが僕の耳には入って来る事はなかった。 あれから30数年全く縁はなく人面魚と言うワードさえ記憶の中から消え失せようとしていた。
ところがである。テレビドラマでもよくあるように出会いは突然やってくる。 その日僕は北九州美術館へ写真展を見に行った。その帰り食事をするために小倉城のお堀の周りを歩いていたら3歳位の小さな女の子がお堀の柵から身を乗り出して水面を見ていた。危ないなと思い近づいて「何見てるの?」と尋ねると「お魚」と笑って指差した先の水面に目をやるとそこには、あの人面魚がいるではないか。出会いはそれこそ突然に・・・人面魚が目の前に現れたのだ。
咄嗟に首から下げていた小さなカメラを構え急いでシャッターを押した。少し慌てた、ブレたかも?ピントも不安だ。やっとの思いで撮ったのは僅か2枚だけ。 出来上がった写真はやっぱりそうだった。ピントも甘いしぶれているけど何とか写ってるから証拠は残せた。
僕は見た!やっと出会うことが出来た。一度は見てみたいと思っていた人面魚をついにこの目で見ることができた!
「願えば叶う」?いやいや今回は別に願ってはいないけど「待ち望めば叶う…」こともある。笑
お堀を渡る橋の上でひとり興奮し舞い上がる僕を横目に、まるで変なおじさんを見るように怪訝そうな顔をした子どもたちの集団が僕の前を通り過ぎていった。
遠ざかる昭和
遠ざかる昭和2
遠ざかる昭和
子供の頃よく見かけた古い家の壁に貼られた看板。 最近では街歩きを
していても見かけることがほんと少なくなったように感じる。 広告の
あり方が今の時代に合わなくなったと言ってしまえばそれまでだが、
見つけたときの懐かしさと同時に昭和がどんどん遠ざかっていくよう
で昭和生まれの僕は一抹の寂しさを感じずにはいられない。
幸せな時間・・・藤の花の下で
幸せな時間…藤の花の下で
県北地区の藤の花の名所といえば宇佐市の千財農園や中津市の田尻緑地公園などがよくしられてますよね。以前田尻緑地公園では藤の花バックに撮影会等も行われていたみたいだけどコロナ禍の中、最近は開催できてるのかな? 今年はどうだろうね?
僕は行ったことないけど楽しみにしてる人もたくさんいるだろうしここ数年は各種イベントや学校行事など中止が相次いでいたから写真を趣味にしてる人はシャッターを押す機会がほんとに少なくなって悶々とした日々を送っているんじゃないかな?
千財農園にはよく撮影に行ったけど広いし種類も多くまた少しでも長い期間楽しんでもらえるようにと咲く時期をずらすという配慮もされているらしく紫や白、ピンク等色とりどりで本当に見ごたえがありますよね。でも藤棚がちょっと僕には低くて常に中腰で歩くことになり腰痛持ちの僕には結構辛いのです。それに仕方ないことだけど蜂もたくさん飛んでるしね、ちょっと怖い(笑)
写真は千財農園でのスナップショットなんだけど藤の撮影を終え、そろそろ帰ろうかなと出口へ向かっている時、前を歩くたぶん母娘だと思われる二人がほんとに楽しそうで仲のいい親子の姿がなんとも微笑ましくて思わずシャッターを押してしまいました。 母娘の幸せな時間を切り取ることができた一枚なのです。
内容は2024年04月11日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
ジモッシュ編集部
地元が嫌いとか好きとかじゃなく地元にしか興味がありません! 噂を聞きつければ現地に足を運び、文字通り「地元をダッシュ」して情報発信中。 思い立ったら即行動!普段から目を皿にして特ダネをさがしています。
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