MICHIROCKインタビュー
感染者の増加、都心部での緊急事態宣言、国の補助制度の一時停止など逆風の吹き荒ぶ飲食業界。NOASエリア(豊後高田)の現状を豊後高田市飲食業組合 組合長 近藤洋介さんにMICHIROCKが話を聞いた。
1.普段なら県内外からのお客さまでいつも賑わう昭和の町。現在の来客状況は?
正直ものすごく少ないです。通常だと昭和の町に大型観光バスが多く来ているのですが。
ツアーでの団体のお客様はもとより、個人や家族単位のお客さまも本当に少ないです。
2.GoToトラベルの一時停止やGoToイートの新規発行一時停止の影響はでていますか?
先ず、GoToトラベルに関しては一時的にお客様も増え、人の動きもあったんですが、元通りと言うほどの状況ではなかったです。
そしてGoToイートですが、思ってたほど利用する方はいなかったです。外出、外食することへの抵抗感がある人の方が多いんだろうな、と言う印象です。
3.豊後高田の飲み屋街、宮町の様子は?年末年始、予約の状況はどうでしたか?また、春の歓送迎会などの見込みは?
振り返ってみるとまず、2020年の春の歓送迎会から影響が出始めて、予約がない状況が続いていました。緊急事態宣言が明けて、夏くらいに少しお客様が増え始めたかな?と感じ始めたときに第二波で、また売り上げは落ち込みました。そして、秋口から少し回復傾向になり年末年始の予約も入り始めたところ、第3波でその予約も一気にキャンセルとなると言うお店がほとんどでした。もちろん、今年の歓送迎会も期待は出来ない状況です。非常に厳しい現状です。
特に宮町は、豊後高田市の小さな飲み屋街。一見のお客様はほとんどおらず、地元のお客さまで成り立っています。この状況(コロナ禍)だとお客様が誰も来ないというお店も多くあります。さらに、豊後高田市内でコロナ感染者が出たときの影響は顕著で、お客様はもとより、お店も自ら閉めているところがほとんどでした。開けていてもお客様は来ないし、お店側も感染拡大防止に対する意識が強いんです。
4.自治体・国に求める事
経済的な支援ももちろん大切だと思いますが、こういう状況だからこそ、精神的な支えが必要です。是非、各店舗に足を運び耳を傾け、それぞれの今の状況を聞く事が大切だと思います。もし、出向くことが難しければ電話でもいい。絶対に“ひとりぼっちにさせない“こと。“見捨てられてないんだ“と思えること。それが本当に支えになると思います。
5、先行きの見えない飲食業界。これからどのように変わっていけば良いでしょうか?そしてどんな未来があるのでしょうか?
自治体や商店街がテイクアウトやデリバリーなどを中心とした取り組みで、それぞれが努力をしています。でも私自身はそれだけでやっていくのは難しいと思っています。
飲食店は、人が集い、飲んで食べて、語り、癒し合う、日々の活力の源になる場所だと思います。絶対になくなってはいけないし、なくならない普遍のものだと思います。だからこそ、元に戻る事が1番だと思います。今は当然難しいですが、みんなで“元通りに戻すんだ!“という強い気持ちで一丸となって頑張って行く事が大事だと個人的には考えています。
今、飲食業界のみんなそれぞれが踏ん張って頑張っています。このコロナが治まり、落ちついた時には是非、豊後高田にお出かけ頂いて、今頑張っているみんなを勇気づけていただきたいです。
MICHIROCKまとめ
宣誓。
○このコロナ禍だからこそ、実際に会って語り、ふれあえる人を大切に愛します。
○今は無理だと素直に謝り、その変わりにと近い未来を明るく語る。そんなリーダーを信じます。
○20代の頃。週3で飲んだ宮町。コロナが落ち着いたら宮町の懐かしい店全部行きます!
MICHIROCK
内容は2024年04月15日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
ジモッシュ編集部
地元が嫌いとか好きとかじゃなく地元にしか興味がありません! 噂を聞きつければ現地に足を運び、文字通り「地元をダッシュ」して情報発信中。 思い立ったら即行動!普段から目を皿にして特ダネをさがしています。
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