前回の記事読んでいただけたでしょうか？

両合村には良いところがたくさんありますが、今回は両合村が直面している困難について紹介します。

カメラマン大量発生

ともき：両合村の直面している困難は何ですか？

一男さん：人口が減ってしまって、土地を管理できる人が少なくなってしまっている。
昔は稲を植えとった場所もススキの穂が生い茂っている。
昔は田植え時期にカメラマンがずらっと来とったが、最近はあまりおらん。

共同作業が減った

ともき：写真を撮りに来る人は多いイメージでしたけど、昔はもっと棚田が魅力的だったんですね。

一男さん：そうだなあ。
昔は仕事の終わった者から他の人を手助けしよったが、機械が導入されたり院内や宇佐市内に勤めに行ったりする人が増えてから共同作業が急に減った。

部落の仲が悪い？

ともき：5年前までは2つの部落の仲が悪かったと聞いたのですが、本当ですか？

一男さん：悪かったということはない。
ただ、小平と滝貞は川を挟んで別の集落だから関わることがなかっただけ。
行事や祭りも各自別々にしとった。

イノシシと鹿

ともき：なるほど。ここにいたらよくわかるのですが、獣害被害も大変ですよね。

一男さん：そうだな。昔は野焼きを山でしていたから鹿やイノシシが食べる柔らかい草が生えとったのが、今はやらないから食べるものがなくなった鹿やイノシシがここまで入り込んできている。
野菜を食べたり稲を踏みつぶしたりしている。

次回は…

特徴的な棚田をもつ両合村ですが、時代の波には打ち勝てず、人口減少によって人手不足により景観が悪くなっているようですね。

他にも獣害被害によって稲が倒されたりもしているそうです。

しかし、一男さんが5年前にとったある行動によって、村は変わり始めました。

次回はそのことについて紹介します。