【豊前市&登山】「豊前市史跡ガイドボランティアの会」の方に求菩提山を案内していただきました!
公開日:2023年03月02日 (更新日:2024年04月11日)
ライター:ぶぜんノート
豊前市のシンボルである求菩提山(くぼてさん)の登山にご興味がある方や低山登山を始めてみたい方へ。
「豊前市史跡ガイドボランティアの会」に求菩提山の案内をお願いできることはご存知でしょうか?
この記事では実際に「豊前市史跡ガイドボランティアの会」のガイドの方に案内していただいて求菩提山を登ってきた様子をご紹介します。
豊前市史跡ガイドボランティアの会とは
「豊前市史跡ガイドボランティアの会」は求菩提山を中心に豊前市内の史跡をガイドをしたり、清掃登山などを行っている有志による組織です。
会員はガイド養成講座を受講して豊前市の歴史などを学び、ガイド技術の向上にも努めているそうです。
今回求菩提山を案内してくださったのは3名のガイドの方でした。
写真左から、井原さん、有吉さん、末延さんです。
※末延さんは山伏の衣装で参加してくださいました。
今回の参加者は市外在住者と豊前市に滞在中のイタリアの方
今回の登山はガイドの方々以外では、豊前市在住ライターである私、北九州市や福岡市在住の女性2名と、イタリア人の女性1名が参加しました。
イタリア人の女性は日本の地方移住を研究するために豊前市に滞在しているドイツのベルリン自由大学の研究生です。
頂上まで登り、五窟を巡って降りてくるコースへ
構の石門「ここから雰囲気が違います!」
求菩提山登山口から細い道に入り歩いていくと、二本の石柱「構の石門」が現れます。
修験道の聖地と言われる求菩提山の結界のひとつです。
イタリア人の女性が「ここから雰囲気が違いますね、分かります!」と驚いていました
獅子の口から水が流れていた
登山口を出発し座主坊園地駐車場を経て、中宮を目指して登山道を歩いていきました。
中宮の手前にある江戸時代作の石像「獅子の口」からは水がたくさん流れていて
「前日雨が降っていても出ない時があるぐらいなのに、これだけ流れているのは珍しいですね」
と、ガイドの方が驚いていました。
私も10回近く求菩提山に登ってここまでの量を見るのは初めてでした。
鬼の石段を登って頂上を目指す
獅子の口を過ぎて、鬼神社・中宮と案内いただき更に先に進みます。
中宮を越えれば頂上の上宮に続く「鬼の石段」です。
鬼が一夜のうちに積んだと言われる850段の石段をひたすら登っていくのですが、今回の参加者は私以外軽々と登って行きました。
(すごい…!)
頂上で記念撮影!
階段を登りきり、求菩提山頂上の上宮に到着です。
せっかくなのでガイドの方も参加者の方もご一緒にと記念撮影させていただきました。
ここに来るまでガイドの方から史跡の説明や、山の歴史、山野草のお話をしてもらったおかげか、皆さん自然に打ち解けた様子でした。
五窟を巡りながら降りていく
頂上で昼食を食べ、ガイドさんから温かい珈琲とお菓子をいただきながら「鬼の石段」にまつわる民話を聞かせていただいた後は、来た道を戻るのではなく山を周回して降りていきました。
登る時と違う景色を見ながら、修験者たちが籠もって修行をしたといわれる窟を五箇所周っていきました。
参加者の感想・おわりに
「素晴らしい経験をありがとうございました。豊前に来てからずっと登りたかった。登れてよかった」
イタリア人の女性はあと少しで豊前市の滞在を終える予定だったので、求菩提山に登れたことをとても喜んでいました。
福岡市と北九州市の参加者からも「こんなにしっかりガイドしてもらえるとは思ってもいなかった。楽しかったです!」と感想をいただきました。
歴史の話も楽しめて、山歩きも楽しめる。
これから春の登山シーズンです。
ミツマタの花、ヒメシャガの花、新緑と自然の草花が美しい季節です。
もし求菩提山の自然と歴史に興味をお持ちの方がいらっしゃったら、史跡ガイドボランティアの方にガイドをお願いしてはいかがでしょうか。
豊前市史跡ガイドボランティアのお問い合わせ先
「豊前市史跡ガイドボランティアの会」へのお問い合わせは求菩提資料館へ
(TEL:0979-88-3203)
会員も随時募集中のようです!
内容は2024年04月11日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
ぶぜんノート
2021年春に北九州市から豊前市に移住したフォトライターです。
移住前からNOASエリアの歴史のファン。
美味しいごはんと日本酒と温泉が好きです。
歴史写真まとめサイト
https://www.toyonokuniato.com
移住日記
https://note.com/buzen_note
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